「ケータイ小説なんて女子中高生が騒いでいるだけ」「大人が読むものじゃない」といったイメージがあるかもしれないが、大手出版社も続々と参入し、いまやその勢いは無視できない。なぜ、そしていつの間に、ケータイ小説はここまでのビッグビジネスに成長したのか。 一方、同じくケータイで楽しむコンテンツとしてコミック(漫画)も話題になりつつある。だが、ケータイコミックとケータイ小説では、成り立ちも支持のされ方も大きく異なるようだ。それぞれの最新動向を分析するとともに、まずは読んでみたい、という読者のために、ケータイ小説サイト、コミックサイト、書籍化された作品などを紹介しよう。 (文/萩原まみ 構成/根村かやの)