【書評】グーグル vs. アップル ケータイ世界大戦
『グーグルvsアップル ケータイ世界大戦 ~AndroidとiPhoneはどこまで常識を破壊するのか』を読了。なんだかご大層なタイトルで「トンデモ本？」かと一瞬思ってしまったのですが、著者の石川温さんは IT-PLUS 等でも携帯電話業界のレポートを書かれている方で、内容は至ってまじめ。iPhone が日本にも上陸、Google の Android ケータイが登場間近、というタイミングを出発点とし、この両者を軸に日本と世界の携帯電話業界が俯瞰されます。 さらにこのタイトル、「Google と Apple の激突で日本市場が大混乱に！」的な内容が書かれていそうな気にさせますが、それも誤解です（何でこんなタイトルにしたんだか……）。良い意味でストーリーテリング的なものはなく、「世界のケータイ業界勢力図はこうなる！」的な予言もありません。「こんな企業がこんな動きをしてて、こんな素晴らしい戦略なん
電子書籍、デコメ、着せ替えツール--なぜ今このモバイルコンテンツが伸びているのか
前回に引き続きモバイルコンテンツの市場動向について紹介していこう。 今回は、電子書籍やデコメールをはじめとした、近年急成長を遂げたジャンルのコンテンツの動向を解説する。 顧客単価が高い電子書籍 近年急成長したジャンルの1つとして挙げられるのが、電子書籍である。モバイル・コンテンツ・フォーラムが2007年7月24日に発表した資料によると、携帯電話向けの電子書籍市場は2006年時点で約69億円に達している。NTTドコモに限って言えば、2007年8月単月で11億円の規模になっているという。今や主要なコンテンツジャンルの1つとなっているといえよう。 伸びの大きさの要因となっているのが、他のジャンルと比べ顧客単価が高いということだ。電子書籍のコンテンツは月額課金で金額に応じたポイントを毎月発行し、利用者はそのポイントを消費して書籍を購入するという形式が一般的だが、さらに都度課金でポイントをプラスでき
ツタヤオンライン、ケータイ総合電子書籍サイトをオープン
ツタヤオンラインは11月20日、iモード向けケータイ総合電子書籍サイト「デジタルTSUTAYA BOOKS」をオープンした。月額利用料金には315円、525円、1050円の3コースがある。3コースの併用、ポイントの追加購入も可能だ。 「デジタルTSUTAYA BOOKS」は、コミック約350タイトル、小説などのテキストコンテンツ約500タイトル、グラビアや写真集約150タイトルを配信する大型サイトで、映画やドラマ化された人気作品などを中心に提供していくという。対応機種は「700i」「900i」シリーズ以降。 会員登録による月額課金および追加購入により獲得したポイントで、1冊もしくは1話ずつ購入でき、残ったポイントは翌月以降に繰り越すことができる。自分が読んだ書籍の履歴、現在のポイント残高とポイントの利用履歴を画面上で確認できる機能なども提供される。 また、利用者の中から抽選で50名に図書カ
ドワンゴ、iモード向けに電子書籍サイト「魔法の図書館plus」を提供
ドワンゴと魔法のiらんどは11月20日より、iモード向け電子書籍サイト「魔法の図書館plus」を提供開始する。月額情報料には、315円と525円の2コースがあり、個別ダウンロード課金は21円から。 「魔法の図書館plus」は、魔法のiらんどが運営する「魔法のiらんど」サイト内のコーナー「魔法の図書館」のサービスを拡充させたもの。「魔法の図書館」は、携帯から小説を執筆して公開する機能を提供しており、中には書籍化された作品もあるという。今回サービスが開始される「魔法の図書館plus」では、「魔法の図書館」発のヒット作品のほか、有名作家による人気コミックやノベルを読むことができる。 一部を除くコンテンツの試し読みが可能で、コミック一巻分をまとめて購入できるお得なパック配信なども行われる。同サイトで使用するポイントは、ドワンゴの「dwango.jp」各サイトと共通で利用可能だ。対応端末は「700i
「R25」に“彼女”ができた OL向けに「L25」
リクルートは、OL向けフリーマガジン「L25」を11月1日に創刊する。携帯電話向けサイト「L25モバイル」も同日オープンする。 L25は、2004年に創刊した男性ビジネスマン向け「R25」（毎週60万部発行）の“彼女版”。首都圏に勤務する25歳から34歳までOLを対象に、月2回（1日と15日）発行する。 紙面では、テレビ番組や雑誌などで特集を組まれている話題を紹介し、会話のネタに役立ててもらう。テーマはファッションや美容関係、お金・貯蓄、マナーなど幅広く扱う。 取り上げたテーマを知っていたかチェックできる検定「LEVEL25」を毎号掲載する。「L25力」として、「大人力」「女子力」「自分力」という3要素を設定し、「自分力」では毎号テーマを設定して本を紹介するなど、それぞれのテーマに対応する連載記事を載せる。 配布場所は、駅や書店、コンビニエンスストア、カフェ、ヘアサロン、スクールなど。L2
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asahi.com： ずっと、欲しかった… 『ＰＬＡＴＯＮＩＣ ＳＥＸ』 - デジタル読書トレンドウオッチ - ＢＯＯＫ