1.経緯 横須賀美術館は、平成19年度に開館以来、年間10万人以上の観覧者があり、親しまれてきました。一方で、観覧者数はここ数年横ばいの状態が続いており、年間約3億円の経費がかかることから、市議会から美術館の運営見直しに関する意見が出ていました。 このため教育委員会は、来館者数の増加と美術館の一層の活用を図るため、平成23年10月、教育委員会及び市長部局の関係課長をメンバーとする「美術館運営改革プロジェクトチーム」を設置し、美術館の運営改革に向けた検討を進めてきました。 平成26年8月、同プロジェクトチームは、今後の美術館の方向性として、美術館を市長部局へ移管する必要があるとした、美術館の在り方についての検討結果をまとめた中間報告書を教育委員会に提出しました。教育委員会は、中間報告書をもとに検討した結果、美術館を市長部局へ移管する必要性や、市長部局へ移管した場合の教育を目的とする事業の確保