文筆家で女性用アダルトグッズ「ラブピースクラブ」代表の北原みのり氏が「女の本音」について、読者に語りかけます。2回目は「反・韓流デモについて」。(聞き手=神田憲行) * * * ——北原さんの最新刊「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版刊)のなかで、自分と意見が違う人を排除しようとする人たちについて触れています。反・韓流デモもそのように思いますか? 北原:背景には、人と意見が違うことをつきつめない特有の人間関係があると思います。たとえば私が講演やセミナーで話をしても、若い人は全然質問してこないんです。ちょっと挑発的に喋って「これ、聞きたいところじゃない?」と私が思うのに、黙っている。 人の価値観に踏み込まないで迂回するんですよ。20代から30代前半は深まった話は友達としないようにしてきたというんです。振られたら慰めるけれど、人生の話とか結婚の話とか、価値観が出てしまうのはす
日本オリンピック委員会の女性理事増員方針をめぐる発言について記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長=2021年2月4日、東京都中央区[代表撮影] 日本企業に大量に潜む森喜朗のようなオジサンたち 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による、臨時評議員会での女性を巡る発言について、波紋が広がっている。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「組織委員会にも女性はいるが、みんなわきまえておられる」……こうした発言は女性蔑視としてニュースで取り上げられ、海外メディアにまで報じられる事態となった。 一方で、この状況はジェンダーギャップ世界121位の日本社会における女性活躍の現状と受け取ることもできる。言うならば、日本の企業にはまだまだ森喜朗氏のようなオジサンがたくさん潜んでいるのだ。 日本企業の女性活躍促進には、トップの意思決定による「トップダウン」が重要で
文筆家の北原みのり氏は、男性の仕事のやり方にたくさんの疑問を感じたという。 * * * 最近、男性が圧倒的多数のプロジェクトチームで、仕事をする機会があった。普段、女性だけの会社で働く私には新しい発見の連続だった。乱暴とは思うが、体験をあえて普遍化し、ここで疑問を投げかけてみたい。 なぜ男性は、家に帰りたがらないのか? なぜすぐに「長い会議」をしたがるのか? だいたい会議をしても、何かがスッキリ決まることが、まずない……のは、どういうことなのか? そして誰もが口ぐせのように「誰が責任を取るんだ?」と言いたがるのは、何かルールでもあるんですか? しかも、会議の後に必ず「飲みに行こう」となり、あろうことか会議で決まらなかったことが、飲み会の場ではスルスルと決まっていくのは、いったい何故なのか? 私の想像している以上に、男性たちは群れたがるものなのかもしれない。そのくせ、いくら飲んでも関係が
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