多くの知識を身に付けるためにたくさんの本を読みたいけれど、なかなか1冊の本すら読み通せない。「速読」のスキルを身に付けるべきか……。忙しいビジネスパーソンの中には、そんな葛藤を抱える人もいるかもしれません。 ですが、「ただ早く読むための“速読”に意味はない」と言い切るのは、『知識を操る超読書術』を上梓したメンタリストDaiGo氏です。いったいどういうことか。DaiGo氏にお話を伺いました。 ■読む速さと得るものはトレードオフの関係にある 私は、毎日10~20冊の本を読んでいます。取材などでそうお伝えすると、高い確率で「速読ですか?」と聞かれます。たしかに「たくさんの本を読むには、速く読む必要がある」と考えるのは自然なことです。 気になることは実践し、その効果を検証するのが大好きな私は、世の中に出回っている速読法をほとんど試しました。 結論から言うと「1分で文庫本を1冊読めるようになる」とい