集団的自衛権の行使を認める1日の閣議決定以降も、防衛省がホームページ(HP)に「集団的自衛権の行使は、憲法上許されないと考えています」との文章を載せていたことがわかった。ツイッターで「防衛省は(行使に)反対」「集団的自衛権は違憲と明記」と話題になっていた。同省は7日、文章を削除した。 防衛省によると、文章を掲載していたのは「憲法と自衛権」について解説したHP。外部からの問い合わせを受けて削除。「記述を修正しています」と赤字で記した。担当者は「更新が遅れた。うっかりミスで、他意はありません」と説明している。 文章は30年以上、防衛白書に記載されてきたものと同じ内容だった。閣議決定でこの夏に発行予定の2014年版防衛白書も内容を変更することになり、編集作業が急ピッチで進んでいる。(福井悠介)