9月22日の夜に起きた「下北沢強盗誤報ツイート事件」は、ツイッターの拡散力の凄まじさを、まざまざと見せつけた。 ことの始まりは、夜22:00ころに流れた一本のツイート。「下北沢、王将付近で事件発生!強盗で人が滅多刺しにあった。犯人は逃亡中。黒いキャップをかぶっているので気を付けて!」という内容だった。第一通報者は下北沢で働いているユーザーだったが、そのツイートの後ですぐに、「これは未確認情報である」というツイートも流している。にもかかわらず、「滅多刺し」という箇所が秋葉原通り魔事件を思わせるショッキングな内容だったためか、「未確認である」というツイートの方は無視され、瞬く間にRTを繰り返されて爆発的に広がった。 今回はデマではなく、強盗事件そのものは実際に発生していたため、このすぐ後に流れたツイートに、王将近くの現場付近が封鎖されて、警察官が出ているという現場写真付きのツイートが流れたこと