「たまにはゆっくり本を読もう!」と思って本屋へ行っても、あまりにたくさんの本があって選べないことがある。それもそのはず、2016年に出版された新刊書籍は約7万8000点にも上る。1日当たり約213冊出版される計算だ。この大量の本の中から、どれを選べばいいか分からない――そんなときに頼りになるのが、あなたに合った本をお薦めしてくれるAI書店員「ミームさん」だ。
夏と冬の年2回開催される世界最大の同人誌即売会、通称コミケことコミックマーケット。 CLAMP、士郎正宗、羽海野チカなど、同人出身の漫画家は数多くいるが、コミケの参加サークルからそうした未来の人気作家を探そうとしているのは、実は日本の出版社だけではない。海外から訪れる一般参加者は最早珍しくはないが、その中には漫画編集者として、3万以上のサークルの中から海外向けの作品を描ける作家を求めて、会場を回っているフランス人女性がいる。 フランスの出版社Ki-oon(キューン)の漫画編集者キム・ブデン氏は、夏冬のコミケ、さらに創作系即売会コミティアに毎回訪れ、フランスで商業デビューさせる作家をスカウトしている。8月10日に開催されるコミックマーケット94を目前に控えた今、ブデン氏にコミケについて語ってもらった。 取材・文:キム・ブデン 編集:サイトウタカシ コミケの初印象は「コスプレイヤーが担架で運ば
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