本日、7月4日はアメリカの独立記念日である。だからといって、日本人である僕に特別な感慨はない。 いや、これまではなかったのだが、今は星条旗に敬礼のひとつもすべきではないのかという心境に至っている。なぜなら……僕、どうやらアメリカ人かもしれないんです。
脳の損傷は我々の行動や思考に様々な変化をもたらす。これまでの研究で、シリアルキラー(連続殺人者)の70%が、幼少期や思春期に頭部に大きな傷を負っていることがわかっている。また、カナダの研究では、女性受刑者の約40%に外傷性脳損傷(TBI)の病歴があり、しかもその多くが初めての犯罪を犯す前に発症していたことがわかった。 大脳辺縁系が損傷すると、視床下部や側頭葉に影響を及ぼす。脳のこの部位はホルモン、攻撃性、感情、欲求と関わっている箇所で、ここが壊れると、まるで人格が変わったかのように、衝動的な行動を起こしたり、背徳的な思考をもってしまうのだ。 今回は脳に腫瘍ができたことで異常行動を起こしてしまった2つのケースを見ていくことにしよう。
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