神戸市内の中心部のビル外壁などで、「タギング」と呼ばれるスプレーなどによる落書きが相次いで見つかっている。 生田署によると、今年に入って、落書きをされたビルのオーナーなどから計42件の被害届が寄せられているといい、地元住民は「町のイメージの低下につながりかねない」と頭を悩ませている。 タギングとは、町中の至る場所に、記号にも文字にも見える落書きをする行為。一部の若者の間では、独自のデザインなどを表現することで、自分の存在をアピールできると流行しているという。 同署管内では、JRや私鉄など鉄道沿線のビルの外壁やシャッター、室外機などに被害が集中。黒、赤、黄色などのスプレーやペンキなどが使われ、大きさも50センチから10メートルを超えるものまで様々という。 被害は週末の金曜日の深夜に集中し、地元商店街からは「気持ち悪いので、取り締まりを強化してほしい」などの声が生田署に寄せられていた。 同署が