111歳で存命とされながら32年前に亡くなっていたとみられる東京都足立区の男性の遺体発見をきっかけに、所在の分からない高齢者が全国で相次ぎ発覚している問題。所在がわからない100歳以上のお年寄りは、朝日新聞社の調べで5日までに、49人になった。 この日も各地で、確認作業が続いた。15人の安否確認がとれていなかった足立区では、区の職員らが調査した結果、13人とは本人に直接会うなどして健在だとわかった。もう1人は部屋の様子を外からうかがうなどして、「在住」を確認。残る1人の確認を続ける。 また、18人の所在がわかっていなかった大阪府東大阪市では、3人の所在が分かり、2人は外国人登録原票を国に返納していたことが判明。いまも所在が確認できないのは13人となった。