パリの人類博物館で展示されるホモ・フローレシエンシスの頭蓋骨標本(2016年2月15日提供)。(c)AFP/MUSEE DE L'HOMME/JC DOMENECH 【6月9日 AFP】インドネシアのフローレス(Flores)島で化石が見つかった70万年前の小型人類は、同島にかつて生息していた「ホビット」と呼ばれる謎の原始人類のほぼ確実な祖先であるとする研究結果が8日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 同誌に発表された2件の研究論文は、約5万年前に絶滅した小型人類「ホビット」ことホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis、フローレス原人)の進化過程についての知識の膨大な空白部分を埋めるものだ。 見つかったのは大人1人と子ども2人の歯を含む化石。この発見により、ホビットの祖先はおそらく約100万年前にフローレス島に到達した、より体の大きな別種の人類だったとの仮