「議論を尽くして、それでも来てほしいと話がまとまった時は、喜んで川本町に行きたい」と話すイデアラさん(京都市中京区・京都新聞社) 京都市交響楽団のコントラバス奏者でLGBT(性的少数者)のジュビレーヌ・イデアラ(本名・出原修司)さんが出演し、島根県川本町で9日に開催予定だった演奏会が、案内ポスターの文言を巡る騒動から中止された。「音楽で町おこしを」という地元の思いに応え、今年3月で廃線となったJR三江線と川本町に取材し、イデアラさんが作曲した楽曲を当日に披露する予定だった。「おネエ系」という文言の賛否を超えて、ひとりのクラシック音楽の演奏家として本当に伝えたいことを、京都新聞の単独インタビューに語った。 ■「LGBTが問題ではない」 ―今回の演奏会が中止に至った騒動を、どのように捉えているか。 楽しみにして下さっていた方々に、申し訳ない気持ちでいっぱい。演奏会の中止は、LGBTが問題ではな