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"behavioral economics"の検索結果1 - 21 件 / 21件

  • 人間の行動を操るために覚えておきたい科学 - KAYAC engineers' blog

    この記事はTech KAYAC Advent Calendar 2019の4日目の記事です。 こんにちは。技術部平山です。 この記事では、人の行動を操る、つまり、人の行動を予測したり、望みの行動を取らせるために役立つ科学について 軽く紹介いたします。プログラミングの話はございませんが、 プログラマに読みやすい味付けにはしておきました。 なお、「人を操る」とか言っていますが、実際それで思うように操れるのであれば、 私はもっと裕福だったでしょうし、高い地位を得ていたことでしょう。 理屈と実践は異なるということです。 ただ、これを知って気が楽になる方もいらっしゃるかもしれませんし、 もしかしたら、実際に何かを改善させられるかもしれません。 基本的には与太話ですので、お暇な方のみお付き合いください。 予測に使える理論は、制御にも使えるかもしれない 何かしらの理論によって現象が予測できるのであれば、

      人間の行動を操るために覚えておきたい科学 - KAYAC engineers' blog
    • 9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり

      本で読んだ知識をドヤ顔で紹介したら、その実験には再現性がありませんでした。 そんな恥ずかしい記事を書いたブロガーは誰でしょう? そう、私です。 ステレオタイプ脅威はありますん ちょっと前に「ステレオタイプ脅威」の記事が話題になっていた*1。 世の中には「女性は数学に弱い」というような負のステレオタイプがある。自分のアイデンティティがそれに該当していると意識してしまうと、実際にパフォーマンスが落ちるというものだ。これは様々な実験の結果によって示されている。というのが記事で紹介されていた話だった。 ところが現在、その「実験結果」は再現性が無いと言われている。ステレオタイプ脅威の根拠は実験結果にあるというのに、その土台は不確かなものであるのだ。 とくに、最近の研究ではほとんど再現性がないとされている「ステレオタイプ脅威」について、リベラルバイアスにも言及しながら議論しているのが印象的。 日本では

        9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり
      • 行動経済学の『ずる』は予想以上に不合理 - 本しゃぶり

        ダン・アリエリーの論文の一つに再現性が無い。 調査の結果、データが全部捏造されたものだという。 どうしてこうなった。 ダン・アリエリーへの疑い ベストセラーとなった行動経済学の本に『予想どおりに不合理』がある。このブログでも何度かお勧めしている本で、読んだ人も多いだろう。 予想どおりに不合理  行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 作者:ダン アリエリー早川書房Amazon 本書の著者、ダン・アリエリーが共著者である論文について、データ捏造の疑いがかけられ話題となっている。 実験の主導者であるアリエリーは、「データが捏造されていること」については同意しているが、問題のデータは研究パートナーの「保険会社からもらったもの」であり、自分および共同執筆者たちはプライバシーの観点からデータ収集・データ入力・データのマージには関与していないと言っている*1。 本件はデータの不正を暴く過程が面白

          行動経済学の『ずる』は予想以上に不合理 - 本しゃぶり
        • 心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号

          心理学の研究論文は再現性が低いことが指摘されていました。再現性が低くなる原因は、学界全体に「疑わしい研究手法 (QRPs)」が蔓延していたことにあるとみられます。 現在は学界全体をあげての対策が行われているようです。研究の事前登録、データの公開、追試などが重視されるようになっています。 学界は正しい方向に進んでいるようですが、だからこそ、重要な発見だとみなされてきた過去の研究成果が次々に覆されているようです。 少々調べましたが……、いやはやこれは……脱力しました。心理学以外の分野でも援用されている有名な研究たちが、あれもこれも。興味を引かれたものに重点をおきつつ、ざっくりとメモ的にまとめておくことにします。 2021年9月12日追記 追試というのは、1年半以上かかるものも珍しくないようです。かなりの時間・精神力・体力を要するのに対して、見返りが少ないものといいます。この記事では多くの研究の

            心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号
          • 「行動経済学は死んだ」騒動のメモ|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

            まず、Jason Hrehaという人が「行動経済学の死」という記事を書いた。 その記事の日本語訳はこちら。 この人は、ウォルマートの行動科学研究のトップ(Global Head of Behavioral Sciences at Walmart)の人。 Hrehaさんは、 「行動経済学は死んだ。 その主要な発見は何年も再現に失敗している。 その中核的アイデアである『損失回避バイアス』にもろくな再現性がない。 僕自身、実際マーケティングキャンペーンで研究したから知ってるんだ。」 という趣旨のことを言ってる。 ※「損失回避バイアス」とは、利得よりも損失の方を大きく評価する心理的傾向のこと。 その記事を山形浩生さんが知って以下のツイート: うっひーマジっすか。行動経済学は再現性皆無、カーネマン&トヴァースキーもかなり悪質なチェリーピッキングしていて、鉄板と思われていた損失忌避すらかなり怪しく、ナ

              「行動経済学は死んだ」騒動のメモ|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
            • 「死人テスト」という考え方が子どもへ伝え方の参考になる「好ましい具体的な行動を示す」

              あたたたたー @81I6VVboj7h2Bqy 応用行動分析では「死人テスト」という考え方があります。「死人にもできることは行動とは言えない」という考え方です。例えば「廊下を走らない」は死人にもできます。しかし「廊下を歩く」は死人にはできません。死人にもできる「廊下を走らない」は行動目標にするべきではありません→ 2023-06-11 22:55:21 あたたたたー @81I6VVboj7h2Bqy →「廊下を走らない」は「行動」ではないからです。「廊下を歩く」は「行動」です。そのため「廊下を歩く」は行動目標として成立します。では「教室で静かにする」は行動と言えるでしょうか?これは、行動とは言えません。なぜなら「教室で静かにする」は死人にもできるからです→ 2023-06-11 22:56:06 あたたたたー @81I6VVboj7h2Bqy → 子どもに指示する時は、死人でもできる「教室

                「死人テスト」という考え方が子どもへ伝え方の参考になる「好ましい具体的な行動を示す」
              • 行動経済学論文のデータ捏造を暴いた記事の大意を和訳してお届けします|瀬川知己のノート

                昨日Twitterを眺めていたら、衝撃的な論文が飛び込んできた。「行動経済学」に関する論文で取り扱われたデータが捏造だったのではないか、と疑義を投げかける論文である。そこで今回は、この論文の論証の大意を日本語でお届けしたい。また、その前後に、行動経済学とは、また、行動経済学の今後は、等についても、簡単に触れてみたい。 そもそも行動経済学とは 行動経済学を一言で表すなら、「経済学と心理学の融合」とでもいえばいいだろうか。そもそも従来の経済学では、人は「合理的に判断する」生き物として描かれていた。ありとあらゆる便益を計算し、比較し、より便益が大きい選択肢をとるその様は、「ホモ・エコノミクス(合理的経済人)」と(しばしば揶揄の意味をこめて)呼ばれてきた。 行動経済学は、それに対して、「人々の心理的な側面」をより重要視したアプローチをとる。仮定する人々を、より現実の人々が下す価値判断に近い行動をと

                  行動経済学論文のデータ捏造を暴いた記事の大意を和訳してお届けします|瀬川知己のノート
                • プログラマーのための行動経済学 (自信過剰とリーダブルコード) - techtekt

                  はじめに サマリー 記憶に対する自信過剰 対策 チームや組織で失敗を防ぐには? 1. 読みやすいコードを書くためのコストを下げる 2. 読みやすいコードを書くことを(ゆるく)強制する まとめ 参考文献 ※三浦は退職していますが、本人の同意を得て、掲載を継続しています。 はじめに こんにちは。パーソルキャリア株式会社でデータアナリストとして働いている三浦です。 私はデータアナリストとしてこの会社で働いておりますが、それと同時に行動経済学の研究もしています。 行動経済学は端的に言えばより「人間くさい」仮定をとりいれて経済学的な分析を行う分野です。 例えば、先延ばしをするとか、楽観的な予想をするとか、情報を無視するとか、人の目を気にするとか、色々です。 修士から数えるとプログラミングは 9 年ぐらい行ってきました。 その過程で、様々な失敗もしてきました。 中には、誰もがしたことのある失敗もあるか

                    プログラマーのための行動経済学 (自信過剰とリーダブルコード) - techtekt
                  • 一見すると絶対もうかるように見えるのに挑み続けると大敗する魔のコインゲーム「ピータースのコイントス」

                    「ピータースのコイントス」は「大勢の参加者の平均」を求めると必ずプラスになる賭け事に見えるのに、実際に何度も挑むと大敗を喫することになる魔のコインゲームです。ピータースのコイントスを考案したオーレ・ピータース氏は、当該ゲームの恐ろしさが一発で分かるシミュレーターを公開しています。 The infamous coin toss – Ergodicity economics https://ergodicityeconomics.com/2023/07/28/the-infamous-coin-toss/ ピータースのコイントスのルールは以下の通り。 ・所持金は100ドルからスタート ・コインを投げて表が出たら所持金の50%を追加でもらえる ・コインを投げて裏が出たら所持金の40%を没収される ・コイントスは何回繰り返してもOK ルールをパッと読むと「もらえる割合の方が没収される割合よりも大き

                      一見すると絶対もうかるように見えるのに挑み続けると大敗する魔のコインゲーム「ピータースのコイントス」
                    • 毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」社員2人が同時に社員証をかざすと起動しコミュニケーションを生むきっかけとなっている。

                      ライブドアニュース @livedoornews 【注目】毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」 news.livedoor.com/article/detail… 社長のおごり自販機は、社員2人が同時に社員証をかざすと「社長のおごりモード」が起動し、10秒以内にそれぞれ1本ずつ飲み物を選ぶという仕組み。コミュニケーションを生むきっかけとなっている。 pic.twitter.com/o1iOa8TEHV 2023-09-26 13:34:20 リンク ライブドアニュース 毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」…2人1組で自動販売機を使うことで生まれた新たなコミュニケーション方法 - ライブドアニュース サントリー社内では毎日行列ができる「社長のおごり自販機」。社員2人で社員証をかざすと「社長のおごりモード」が起動する。社員間の交流を図れるとして、これまで200社以上が導入

                        毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」社員2人が同時に社員証をかざすと起動しコミュニケーションを生むきっかけとなっている。
                      • 図書館における返却遅れを減らす試み:Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促(文献紹介)

                        2023年3月31日刊行の鈴鹿工業高等専門学校(三重県)の紀要第56号に、論文「図書館における返却遅れを減らす試み-Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促-」が掲載されています。 多くの公立図書館や大学附属図書館等と同様に、同校でも資料の延滞が問題となっているとし、2022年度に学内に導入されたMicrosoft Teamsを活用し、行動経済学のナッジ理論を用いて延滞者の心理に働きかける方法で返却遅れを減らす試みについて検証されています。 結果として、以前行っていた電子メールによる督促に比べ、長期延滞者数を減らすことが確認できたとしています。 平林義彦, 伊藤明. 図書館における返却遅れを減らす試み-Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促-. 鈴鹿工業高等専門学校紀要. 2023, (56), p. 7-14. https://www

                          図書館における返却遅れを減らす試み:Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促(文献紹介)
                        • 東京都、善行にポイント 小池知事「SDGs切り口に」 - 日本経済新聞

                          東京都は三菱総合研究所などと時差通勤などの善行にポイントを付与する実証実験に乗り出す。小池百合子知事が6日の記者会見でポイント事業「東京ユアコイン」を正式に発表した。社会貢献を促す独自のポイント制度を通じてキャッシュレス化を推進する。小池氏はこれまでのキャッシュレス推進策が消費活動の促進だったことに触れ「SDGs(持続可能な開発目標)の推進を切り口にキャッシュレスの推進を図る」と述べた。「新し

                            東京都、善行にポイント 小池知事「SDGs切り口に」 - 日本経済新聞
                          • 制服色分けで残業減った 一目で分かる定時退勤促す 熊本地域医療センター | 熊本日日新聞

                            熊本地域医療センターが導入した2色の制服。入院病棟の看護師の勤務時間を色分けすることで、残業の短縮につながっている=熊本市中央区 熊本地域医療センター(熊本市中央区)で、看護師の日勤と夜勤を制服で色分けして、残業時間の削減につなげる取り組みが効果を上げている。一目で勤務時間帯が分かるため、同僚間の指示を効率化する狙い。働き方改革が難しい医療現場の先進事例として、注目を集めている。 発案したのは、前院長の廣田昌彦医師。就業前の早出や残業が常態化していた入院病棟の労務改善につなげようと、攻守で分業が確立したアメリカンフットボールをヒントに考案。2014年度から取り入れた。 対象は病棟の看護師約200人。日勤の制服を赤、夜勤を緑にしたところ、前年度に1人当たり年約110時間あった残業が半減。18年度には約20時間と5分の1まで減り、19年の日本看護協会(東京)の先進事例表彰で最優秀賞に輝いた。

                              制服色分けで残業減った 一目で分かる定時退勤促す 熊本地域医療センター | 熊本日日新聞
                            • ウィルスは忖度しないモノと見るべきだけど人間の社会脳も同じようにモノとして見るべき - アンカテ

                              社会脳仮説とは、人間の脳のチップ面積の半分は対人関係処理専用プロセッサが占めているという話だ。 「大型クルーズ船における新規感染症の対策について」という論文があって、「法的な強制力の適用条件」とか「船内特有のゾーニングの困難さとその対処」なんていう目次があったとしても誰も読まない。でも「岩田 VS 高山、インチキ野郎はどっちだ」という話になると大変な注目を集める。 注目を集めるだけではなくて、やりとりを見ているうちに、問題の構造を多くの人が普通より理解し始める。 カードの数当てゲームみたいな問題を、数学的な複雑性や構造をそのままにして「チートしているのはこの4人のうちの誰でしょう?」という問題にすると、正答率が有意に上がるという研究があるそうだ。 人間は、モノの論理を考えるより、対人関係の中の問題を解く方がずっと得意なのである。 これは歴史が古く、人間が猿だった頃からそうだった。そもそも、

                                ウィルスは忖度しないモノと見るべきだけど人間の社会脳も同じようにモノとして見るべき - アンカテ
                              • あおり運転が激減、トラックに施したのは「子どもが描いた絵」 海外にも広がる、大阪の運送会社・宮田運輸の取り組み

                                工場内に飾られている、一風変わった「安全標語」 宮田博文氏(以下、宮田):(ある時に)「宮田くん。工場の構内に安全標語が掲げてあるよ」と聞いたんですね。「それは当たり前やろ」と思ったんです。「それが違うんや。それは、そこへ勤めている従業員さんの子どもたちが一生懸命書いたものなんだ」と聞きました。 そうか。「一時停止しましょう、構内15キロメートル(制限速度)」と活字で書いてあっても、同じことを子どもたちが一生懸命書いたものって、心に届くなと思ったんです。「じゃあ自社もそうしよう」と思ったんですが、1社だけ良くなっても、交通事故はなくなりません。社会全体が良くならないと、なくならない。 社会を良くするためにどうしたらいいか考えた時に、ドライバーに限りませんが、自分の誕生日に子どもが書いた「パパ、いつもありがとう。ママ、がんばってね」。そんな、何が書いてあるかわからないぐらいの切れ端を、大事に

                                  あおり運転が激減、トラックに施したのは「子どもが描いた絵」 海外にも広がる、大阪の運送会社・宮田運輸の取り組み
                                • 社会信用スコアがもたらす「デジタル・ディストピア」 ノーベル経済学賞教授、異例のSF実験 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                  ノーベル経済学賞を2014年に受賞し、日本でも『良き社会のための経済学』(日本経済新聞出版社刊)が話題になった、フランス・トゥールーズ第1大学教授のジャン・ティロール。 気候変動、格差・分断、グローバリゼーション、デジタル革命……。世界は劇的に変化し、そのスピードはますます加速している。予測不可能な時代、私たちはいかに世界を捉え、行動すべきなのか。2020年の始まりを目前に、2019年12月25日発売のForbes JAPAN(2020年2月号)で、世界の知の巨人や気鋭の経済学者たちにとともに、来るべき新しい世界を考える特集を企画。今回は、ティロール教授の最新論文(日本語版未発表)について、独占インタビューした。 20代のレイシーは常に笑顔で、ちょっとした親切を欠かさない。彼女は、自分の「社会的スコア」を5つ星に近づけるべく絶望的な戦いをしているからだ。人々がお互いを格付けしあう「社会的ス

                                    社会信用スコアがもたらす「デジタル・ディストピア」 ノーベル経済学賞教授、異例のSF実験 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                  • 行動経済学のマーケティングへの導入が、表面的にしか進まない理由

                                    行動経済学はなんとなく知ってはいるけど・・・ ダニエル・カーネマン博士がノーベル経済学賞を受賞してから、もう20年近くが経過しました。その間、一般向け書籍なども数多く出版され、行動経済学に関する概念は、少なくとも表面的にはマーケターにも浸透してきたように思います。 特に、人間のほとんどの判断が、いわゆる「システム1」を介していること。つまり判断に至る時間は速いが、必ずしもそれがロジカルに正しいわけではなく、判断結果に一定の偏り(バイアス)が含まれることが多いという事実が、広く知られています(システム2は、考えないと分からない遅い思考システムです)。 しかし、何となく知ってはいても、それを広告コミュニケーションにどう反映させればよいか、悩んでいるマーケターも多いのではないでしょうか。 私はその悩みの原因も、マーケター自身の「システム1的な思考」にあると考えています。今回のコラムでは、まずその

                                      行動経済学のマーケティングへの導入が、表面的にしか進まない理由
                                    • ディストピアのデザイン 「褒められる行動」から逸脱せよ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                      2014年に市場の力と規制に関する分析で、ノーベル経済学賞を受賞したジャン・ティロール。幅広い研究分野で一流の成果をあげ、世界の経済政策に大きな影響を及ぼしているフランスを代表する経済学者だ。昨年末、ソーシャルスコアの将来的な危険性について指摘するエッセイ『デジタル・ディストピア』を発表した。 2019年12月25日発売のForbes JAPAN(2020年2月号)の第二特集では、ティロールに独自インタビューを実施(「社会信用スコアがもたらす『デジタル・ディストピア』)。聞き手を務めたイェール大学助教授の成田悠輔が解説する。 2008年公開のスティーブン・スピルバーグ監督の映画「イーグル・アイ」の主人公は、パッとしないコピー店員のジェリー。ある日突然口座に大金が振り込まれ、自宅には留守中に大量の武器弾薬が運び込まれている。呆然としていると、突如携帯が鳴る。「逃げろ」と警告する女の声は、ビル

                                        ディストピアのデザイン 「褒められる行動」から逸脱せよ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                      • 意思決定に人間は要らない!? 橘玲氏が語る、『NOISE』(ダニエル・カーネマン他)の衝撃|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、最新作『NOISE』(ダニエル・カーネマン、オリヴィエ・シボニー、キャス・R・サンスティーンとの共著、村井章子訳/早川書房)で、組織やシステム内で発生する判断のばらつき=「ノイズ」について論じている。医師の診断や裁判、または難民認定など、公平で合理的な判断を下すことが前提とされる場面においてノイズが生じるのはなぜか。そしてノイズを減らすために組織はどのようなことができるのか。 作家で『無理ゲー社会』などの著作がある橘玲氏が、カーネマンの業績を振り返りながら行動経済学の誕生の背景を明かしつつ、最新作からノイズという概念の新しさとその有効性について解説する。 カーネマンの新たな挑戦 橘玲氏による書評近代経済学は、目先の損得だけでなく長期的な効用や確率まで正しく計算できる「合理的経済人(エコン)」を“発明”したことで、壮大な理論の塔

                                          意思決定に人間は要らない!? 橘玲氏が語る、『NOISE』(ダニエル・カーネマン他)の衝撃|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • 「お電話をください」ではダメ…アメリカの研究者が証明「顧客の無断キャンセルを激減させた驚きの伝え方」 自分で考えて決めたことは仕事の生産性が2.56倍に上がる

                                          「例えば……」 すでにあなたも感じていらっしゃる通り、これは、私の口癖です。たとえ話は、コミュニケーションにとても役立つ方法なので、たとえ話をふんだんに盛り込みながら話しているうちに、口癖になってしまいました。 話し手としても、「例えば……」と言ってしまうことによって、頭をフル回転させてわかりやすいたとえ話を頭の中へ探しに行きます。 もっとも私の場合、ちょうどよいうまいたとえ話が見つからなかったときには、「うまいたとえ話が見つかりませんが、要するに……」と言って、言いたいことをほかの表現に言い換えてごまかすこともあります。 人は感情で動いて、理論で正当化する生き物。そこで、人に動いてもらうには、感情に働きかけることが重要です。それには、相手に身近なたとえ話を通じて、話の内容を自分ごととしてとらえてもらう必要があるのです。だから、たとえ話や比喩が効果を発揮するのです。 「こういうことあるでし

                                            「お電話をください」ではダメ…アメリカの研究者が証明「顧客の無断キャンセルを激減させた驚きの伝え方」 自分で考えて決めたことは仕事の生産性が2.56倍に上がる
                                          • 毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」…2人1組で自動販売機を使うことで生まれた新たなコミュニケーション方法 - ライブドアニュース

                                            2023年9月26日 11時1分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 社内では毎日行列ができる「社長のおごり自販機」 社員2人で社員証をかざすと「社長のおごりモード」が起動する 社員間の交流を図れるとして、これまで200社以上が導入しているという 毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」…2人1組でを使うことで生まれた新たなコミュニケーション方法 飲料自販機の台数は減少傾向にあり、オフィスや街中では利用する機会が減っている。そうしたなか、自販機の新たな価値や活用方法を見いだそうとしているのが、サントリーの「社長のおごり自販機」だ。サントリー食品インターナショナル株式会社マーケティング部の松本俊さんに導入企業の事例や効果について話を聞いた。 自販機から生まれる「コミュニケーション」 社長のおごり自販機は、社員2人が同時に社員証をかざすと「社長のおごりモ

                                              毎日行列ができるサントリー「社長のおごり自販機」…2人1組で自動販売機を使うことで生まれた新たなコミュニケーション方法 - ライブドアニュース
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