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  • ブラックホールに吸い込まれると周りはどう見える?NASAがシミュレーション映像公開

      ブラックホールに吸い込まれると周りはどう見える?NASAがシミュレーション映像公開
    • ブラックホールへダイブするシミュレーション映像をNASAが公開! - ナゾロジー

      宇宙で最も密度の高い天体、ブラックホール。 その強烈な重力で近づくものをすべて吸い込んでしまい、光すらも脱出することを許しません。 そんな驚異の天体を前に、宇宙ファンが長らく好奇心を抱いてきた問題があります。 それは「もしブラックホールに飛び込むと、どうなるのか?」ということです。 アメリカ航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターは最近、この好奇心に応えるべく、ブラックホールに突入する瞬間を一人称視点で再現したシミュレーション映像を作成し、新たに公開しました。 さあ、ブラックホールに飛び込む心の準備はできたでしょうか? New NASA Black Hole Visualization Takes Viewers Beyond the Brink https://science.nasa.gov/supermassive-black-holes/new-nasa-black-hol

        ブラックホールへダイブするシミュレーション映像をNASAが公開! - ナゾロジー
      • 「ブラックホールに突入したらどう見えるのか」をNASAがシミュレーション

        光でさえ脱出することができない天体「ブラックホール」にカメラを突入させたらどう見えるのか、NASAがスーパーコンピューターを使って映像化しました。 NASA Simulation’s Plunge Into a Black Hole: Explained - YouTube New black hole visualization takes viewers beyond the brink https://phys.org/news/2024-05-black-hole-visualization-viewers-brink.html 前方に見えるブラックホールに向けてカメラが前進。ブラックホール周囲の細い円は「フォトンリング」と呼ばれているもの。 カメラが上方から吸い込まれていきます。 ブラックホールに近づいて間もなく、光がゆがんで見えます。カメラは「事象の地平面」と呼ばれるブラックホ

          「ブラックホールに突入したらどう見えるのか」をNASAがシミュレーション
        • ブラックホールに落ちたらどんな景色が見えるのか NASAが可視化して再現

          ブラックホールに落ちて行くときにどんな光景が見えるのか、疑問に思ったことはありませんか。そんな疑問に答える映像をNASA(アメリカ航空宇宙局)が公開しました。コンピュータ・シミュレーションにより可視化した映像です。 ブラックホールには、それ以上近づくと光でさえ脱出することができなくなる境界があります。その境界面は「事象の地平面」と呼ばれます。 今回公開された可視化映像は、その事象の地平面の内部まで入って行くものと、事象の地平面に接近後にそこから離れて戻ってくるものと、2パターンが公開されています。 カメラが接近していくブラックホールは、天の川銀河の中心にある、太陽の430万倍の質量をもつ超巨大ブラックホールです。ブラックホールの事象の地平面は約2500万kmにおよびます。ブラックホールは高温で輝くガス円盤(降着円盤)に取り囲まれており、また円盤の内側には光子リングも見えています。 こちらは

            ブラックホールに落ちたらどんな景色が見えるのか NASAが可視化して再現
          • 天の川銀河最大の恒星ブラックホール発見 質量は太陽の33倍

            フランスで撮影された天の川銀河(2013年8月13日撮影)。(c)MIGUEL MEDINA / AFP 【4月16日 AFP】天の川銀河(銀河系、Milky Way)でこれまでに観測された中で最大となる恒星ブラックホールが発見されたことが16日、発表された。太陽の33倍の質量があるという。 国立科学研究センター(CNRS)の天文学者はAFPに対し、このブラックホールは欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ガイア(Gaia)」が収集したデータから「偶然」発見され、「ガイアBH3(Gaia BH3)」と名付けられたとパリ天文台(Observatoire de Paris)で語った。わし座の方向にあり、地球からは2000光年離れているという。 恒星ブラックホールは大質量星が寿命を迎えて崩壊する際にできる。超大質量ブラックホールよりも小さい。 ガイアBH3は「休眠状態」のブラックホールでX線を発し

              天の川銀河最大の恒星ブラックホール発見 質量は太陽の33倍
            • ブラックホール内部の量子状態をもとにエントロピーを計算 ホーキング博士の理論と一致【研究紹介】

              山下 裕毅 先端テクノロジーの研究を論文ベースで記事にするWebメディア「Seamless/シームレス」を運営。最新の研究情報をX(@shiropen2)にて更新中。 米ペンシルベニア大学などに所属する研究者らが発表した論文「Microscopic Origin of the Entropy of Astrophysical Black Holes」は、ブラックホール内部をモデル化し、それらの状態の数を数え上げる式を導き出し、ブラックホールの総エントロピーを計算した研究報告である。 ▲論文のトップページ スティーブン・ホーキング氏とヤコブ・ベッケンシュタイン氏は1970年代に、ブラックホールはエントロピーを持つこと、そしてそのエントロピーがブラックホールのホライズンの面積に比例することを発見した。しかし、統計力学の観点から、このエントロピーがブラックホール内部のどのような微視的状態の数に対

                ブラックホール内部の量子状態をもとにエントロピーを計算 ホーキング博士の理論と一致【研究紹介】
              • 科学者が実験装置内で「量子竜巻」を生成しブラックホールの重力状態の模倣に成功

                ノッティンガム大学やキングス・カレッジ・ロンドン、ニューカッスル大学の研究チームが、超流動状態の極低温液体ヘリウムを用いた実験装置で「量子竜巻」を生み出し、回転するブラックホールの重力状態に似た状態を作り出すことに成功したと発表しました。 News - Quantum tornado provides gateway to understanding black holes - University of Nottingham https://www.nottingham.ac.uk/news/quantum-tornado-provides-gateway-to-understanding-black-holes Rotating curved spacetime signatures from a giant quantum vortex | Nature https://www.na

                  科学者が実験装置内で「量子竜巻」を生成しブラックホールの重力状態の模倣に成功
                • 「電気回路のなかに宇宙を創造する」とは一体…日本から登場した「意外なアプローチ」が世界の注目を集めるワケ(片山 春菜,畠中 憲之)

                  かつて、「永遠に思えるブラックホールもやがて質量を失い、最後には蒸発するだろう」とホーキングは予言し、物理学界に衝撃を走らせた。ただ、その観測は長いあいだ困難を極めていた。その新たな可能性を切り拓くのが、「人工ブラックホール」を用いた検証である。 本連載では、その研究の最前線で世界的な注目を集める物理学者の2人、片山春菜氏(広島大学助教)と畠中憲之氏(広島大学教授)にその意義を解説してもらおう。 日本で提唱された「画期的な研究手法」 電気回路上で擬似的なブラックホールを実現するためには、どうしたらいいでしょうか。 擬似的にブラックホールを作るときのポイントは、「場所によって流速が変わるような滝の流れ」を用意することでした。電気回路では、水を流すわけにはいきません。場所によって変わる流れを作るのは、電気回路を伝わる「電磁波」です。電気回路中を電磁波がどのように伝わるのでしょうか。 電気回路の

                    「電気回路のなかに宇宙を創造する」とは一体…日本から登場した「意外なアプローチ」が世界の注目を集めるワケ(片山 春菜,畠中 憲之)
                  • 太陽の“500兆倍”明るい天体、オーストラリアの研究チームが発見 「これまでで最も光度の高い天体」

                    オーストラリア国立大学(ANU)は2月20日(現地時間)、太陽の500兆倍明るい天体を発見したと発表した。宇宙で最も明るい天体といわれる「クエーサー」の一種で、これまでに確認している天体で最も光度が高いという。今回見つかったクエーサーは「J0529-4351」と呼ばれ、地球から120億光年以上先の宇宙で見つかった。 多くの銀河には巨大なブラックホールが存在していると考えられている。そのブラックホールが周囲のガスやちりを吸い込んだ際、ブラックホールの周りには「降着円盤」と呼ばれる円盤が生まれる。降着円盤内では物質同士の摩擦によって、温度がセ氏数十万度以上に上がり、物質がプラズマ化してX線や可視光線などさまざまな電磁波を放出する。クエーサーは、このような銀河の中心部分にあるとされている。 今回見つかったクエーサーの周囲にもブラックホールがあり、その質量は太陽の170億倍以上。研究チームは「この

                      太陽の“500兆倍”明るい天体、オーストラリアの研究チームが発見 「これまでで最も光度の高い天体」
                    • 0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                      ブラックホールに人が落ちるとどうなってしまうのでしょう。高頻度でこの質問をされるという、宇宙物理学の研究者・武田紘樹さんは「ブラックホールは、フィクションの世界のもので実際の宇宙にはないんでしょ? と思っている人もいるようです。しかし、ブラックホールはさまざまな観測から、はっきりと存在が確認されている天体の一種。ブラックホールのまわりはあまりにも空間が大きく歪んでいるために、一度ブラックホールに入り込んでしまうと、光すらも抜け出すことはできないのです」といいます――。 【この記事の画像を見る】 ■ブラックホールはフィクション? 「宇宙物理学の研究をしている」と伝えると、高頻度でぶつけられる質問の一つが「ブラックホールに落ちたら人はどうなりますか?」というものです。非常に純粋で単純な質問ですが、ブラックホールが作り出す時空の性質を理解する上で良い教材になります。そこで、「ブラックホールに落ち

                        0.000001秒未満でバラバラに…「ブラックホールに人が落ちるとどうなるか」研究者が高頻度でされる質問に丁寧回答(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                      • 宇宙人はブラックホールを「量子コンピューター」として使っているかもしれない

                        ブラックホールは巨大な恒星が自身の重力に耐えきれず崩壊してできる、光すら脱出できないほど超高密度かつ大質量の天体だとされています。そんなブラックホールについて、物理学者のジア・ドヴァリ氏とザラ・オスマノフ氏は「進歩した技術を持つ宇宙人は、ブラックホールを量子コンピュータのハードウェアとして使っているかもしれない」と示唆しています。 Black holes as tools for quantum computing by advanced extraterrestrial civilizations | International Journal of Astrobiology | Cambridge Core https://www.cambridge.org/core/journals/international-journal-of-astrobiology/article/blac

                          宇宙人はブラックホールを「量子コンピューター」として使っているかもしれない
                        • 132億光年先に常識覆す超巨大質量ブラックホール発見、理論上のみ予測された「アウトサイズ・ブラックホール」と一致 | テクノエッジ TechnoEdge

                          ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)のAkos Bogdan氏率いる研究チームは、NASAのチャンドラX線観測衛星とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使った観測から、約132億光年もの彼方に超大質量ブラックホールを発見したと発表しました。 このブラックホールは、地球から約35億光年の位置にある、銀河が密集しているAbell 2744と呼ばれるエリアにある、UHZ1と呼ばれる銀河内に発見されました。しかし実際には、UHZ1はAbell 2744のはるか遠い背後、地球から132億光年も離れた場所にあることが、JWSTのデータから示されています。 この遠い銀河からの光と、超巨大ブラックホー

                            132億光年先に常識覆す超巨大質量ブラックホール発見、理論上のみ予測された「アウトサイズ・ブラックホール」と一致 | テクノエッジ TechnoEdge
                          • 宇宙の全ての物質が掲載されたチャートが作成される! 図の見方を細かく解説! - Lab BRAINS

                            みなさんこんにちは! サイエンスライターな妖精の彩恵りりだよ! 今回の解説は、宇宙の全ての物質を網羅したチャートについて詳しく解説するよ! 普段解説しているニュースと違って、この論文は何か新しい科学的発見とかそういう話じゃないけど、全てを網羅した結果、宇宙そのものに関して中々面白い事実が分かってきた、というユニークな研究でもあるよ! 宇宙の全ての物質を語れる理論は存在しない 私たちの宇宙には素粒子、原子、ウイルス、生物、惑星、恒星、銀河、ブラックホールなど、実に多種多様な物質が存在するよね?物質はどのように誕生したのか?というのは物理学の究極の課題の1つだよ。 また、それと関連する話題として、宇宙を正確に記述する物理学の理論が未完成だという問題もあるよ。現在の物理学は、「一般相対性理論」と「量子力学」の2本柱で構築されているけど、課題も存在するよ。 例えば、一般相対性理論は宇宙や銀河くらい

                              宇宙の全ての物質が掲載されたチャートが作成される! 図の見方を細かく解説! - Lab BRAINS
                            • 実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー

                              宇宙の「まとめ」です。 オーストラリア国立大学(ANU)で行われた研究によって、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量の関係を1枚の紙に並べた、最もスケールが大きい図表が作られました。 この図表を見れば、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量がどんな関係にあるかがわかり、私たちの宇宙の基本的な性質を視覚的に知ることができます。 ただ作られた図表は「素粒子から全宇宙」までを網羅する極スケールであるため、ぱっと見ただけではよくわかりません。 そこで今回は図表のどこに何があるかをわかりやすく説明し、「宇宙全体がブラックホールになる」ことを示唆する理由についても解説したいと思います。 研究内容の詳細は、2023年10月1日に『American Journal of Physics』にて「全ての物体といくつかの疑問(All objects and some questions)」とのタイトルで公

                                実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー
                              • 広島大の26歳「アジアの科学者100人」に ブラックホール研究で:朝日新聞デジタル

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                                • 『アジアの科学者100人』に選ばれた広島大で助教を務める片山春菜さん(26)の研究と経歴が異次元レベル

                                  朝日新聞デジタル @asahicom 広島大の26歳「アジアの科学者100人」に ブラックホール研究で asahi.com/articles/ASR9C… シンガポールの科学誌が発表した今年の「アジアの科学者100人」に、広島大学大学院で助教を務める片山春菜さん(26)が選ばれました。 広島大に在籍する研究者の受賞は初めてといいます。 2023-09-12 09:16:25 🍄キノコ老師🍄 @SMBKRHYT_kinoko 広島大の26歳「アジアの科学者100人」に ブラックホール研究で:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASR9C… 博士号取得して即助教になっているあたりに優秀さを感じる。あと、大学院を3年で修了していない?? twitter.com/i/web/status/1… 2023-09-12 12:15:12 🍄キノコ老師🍄 @SMBKRHYT_

                                    『アジアの科学者100人』に選ばれた広島大で助教を務める片山春菜さん(26)の研究と経歴が異次元レベル
                                  • [ドラゴンボールの精神と時の部屋は実現可能? 物理学者に可能性を聞いてみたら意外な事実にたどり着いた]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト

                                    ドラゴンボールでパワーアップのための場所といえば「精神と時の部屋」。 セル戦、魔人ブウ戦に備えるため使われてきたこの場所は、「1日で1年分の時間が過ぎる」「重力が地球の10倍」など、さまざまな特徴を持っています。 「自分も、精神と時の部屋に入って修業をしたら悟空たちのように、大幅にパワーアップできるかもしれない……」そのように考えたことがある方は多いと思います。 一見、私たちが住む世界では実現が難しそうに思える「精神と時の部屋」ですが、物理学者の目からはどう映るのでしょうか? 素粒子、宇宙、重力などを専門として研究している国立中央大学教授の太田信義先生にお話を伺いました。 語り手:太田信義先生 大阪大学理学部助教授、近畿大学理工学部理学科教授を経て、2021年4月より国立中央大学(台湾)物理学部客員教授。素粒子論、重力理論(ブラックホール、初期宇宙を含む)を専門とし、日々研究に取り組んでい

                                      [ドラゴンボールの精神と時の部屋は実現可能? 物理学者に可能性を聞いてみたら意外な事実にたどり着いた]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
                                    • 途方もない重力波を検出、波長は数光年から数十光年、初の証拠

                                      2つのブラックホールがお互いの周りを回りながら近づく様子を描いた図。このときに重力波を発する。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 時間と空間が織りなす巨大な重力波が検出されたことを示す証拠が得られた。その波長は、なんと数光年から数十光年だという。新たに発表された研究によると、このような波長の重力波の存在を示す証拠が見つかったのは初めてで、最大で太陽の100億倍という質量をもつ超巨大ブラックホールどうしの合体によるものではないかと考えられている。今回の発見の詳細は、2023年6月29日付けで学術誌「Astrophysical Journal Letters」に掲載された一連の論文にまとめられている。 この波を観測したのは、「北米ナノヘルツ重力波観測所」(NANOGrav)の研究者グループだ。68個のパルサーと呼ばれる回転

                                        途方もない重力波を検出、波長は数光年から数十光年、初の証拠
                                      • 底なしの謎の天体「ブラックホール」に天文学者興奮の新展開。専門家が語る研究の最前線

                                        ブラックホールと降着円盤、ジェットの想像図 Sophia Dagnello, NRAO/AUI/NSF 強力な重力によって、周囲にあるものを吸い込んでしまう「ブラックホール」。2023年4月、英科学誌「nature」で最新の観測結果が発表され、天文学者が沸いています。 「新しいことが分かっても、また分からないことが出てくる。底なしの謎の天体の研究から、脱出できない状態です」 国内外から100人を超える天文学者が参加した国際共同研究を率いた国立天文台水沢VLBI観測所の秦和弘助教は、このように興奮気味に話します。 国立天文台の記者会見から、何が彼らをそこまで興奮させるのか、研究の最前線を探っていきましょう。 2019年に公開された、地球から5500万光年先にあるM87銀河のブラックホールシャドウの画像。この画像は、史上始めてブラックホールの存在を直接的に捉えたものとして、当時世界中で話題とな

                                          底なしの謎の天体「ブラックホール」に天文学者興奮の新展開。専門家が語る研究の最前線
                                        • これまでブラックホールだと思われていたものは「ブラックホールのように見えるが実は異なる存在」である可能性

                                          ブラックホールは巨大な恒星が自身の重力に耐えきれず崩壊してできる、光すら脱出できないほど超高密度かつ大質量の天体だとされています。ところが、ジョンズ・ホプキンス大学の理論物理学者らが新たに発表した論文で、「ブラックホールだと思われていたものは、実はブラックホールのように見える別の存在かもしれない」と主張しています。 Imaging topological solitons: The microstructure behind the shadow https://doi.org/10.1103/PhysRevD.107.084042 Black Holes Might be Defects in Spacetime - Universe Today https://www.universetoday.com/161291/black-holes-might-be-defects-in-sp

                                            これまでブラックホールだと思われていたものは「ブラックホールのように見えるが実は異なる存在」である可能性
                                          • 「位相欠陥(トポロジカル星)」の画像化 黒くないブラックホールのような天体

                                            「ブラックホール」は非常に知名度の高い天体ですが、その存在がカール・シュヴァルツシルトによって最初に予言されたのは1915年です (公表は1916年) 。アルベルト・アインシュタインが一般相対性理論を発表したわずか1か月後に、シュヴァルツシルトは一般相対性理論を解くことでブラックホールに当たる天体が出現することを数学的に証明しました(当時はまだ “Black Hole” という名称は与えられておらず、1964年に初めて使用されました)。 当初は実在が疑われたブラックホールですが、その後の天文学の発展により、ブラックホール以外では説明のつかない天体や天文現象が次々と発見されているため、今日では実在を疑う声はほとんどありません。しかし、ブラックホールは存在しないという考えは今も根強く存在します。その理由は「特異点」の存在です。 特異点はブラックホールの質量が詰まっている1点であり、大きさはゼロ

                                              「位相欠陥(トポロジカル星)」の画像化 黒くないブラックホールのような天体
                                            • スティーヴン・ホーキングが残した「ブラックホール情報パラドックス」が解決か、ブラックホールから情報を取り出せる可能性

                                              量子物理学の法則では、物質の状態が変化してもその「情報」が失われることはなく、変化後の形態に保存されている情報から過去の状態を知ることができます。しかし、巨大な天体が崩壊して形成されるブラックホールにおいては、元の情報が失われてしまう「ブラックホール情報パラドックス」が生じます。このパラドックスについて、イギリス・サセックス大学の物理学教授であるザビエル・カルメット氏らが、ブラックホール情報パラドックスを解決する方法を発見したと報告しました。 Quantum gravitational corrections to particle creation by black holes - ScienceDirect https://doi.org/10.1016/j.physletb.2023.137820 ‘Quantum hair’ could resolve Hawking’s blac

                                                スティーヴン・ホーキングが残した「ブラックホール情報パラドックス」が解決か、ブラックホールから情報を取り出せる可能性
                                              • 太陽300億個分以上の質量を持つ超大質量ブラックホールが27億光年離れた銀河の中心から発見される

                                                イギリスのダラム大学の研究チームが、これまでに知られている中で最大級のブラックホールと思われる天体を発見したと発表しました。このブラックホールは太陽300億個分以上の質量を持ち、地球から27億光年離れた銀河の中心に存在するとのことです。 Abell 1201: detection of an ultramassive black hole in a strong gravitational lens | Monthly Notices of the Royal Astronomical Society | Oxford Academic https://doi.org/10.1093/mnras/stad587 Light-bending gravity reveals one of the bigg | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/new

                                                  太陽300億個分以上の質量を持つ超大質量ブラックホールが27億光年離れた銀河の中心から発見される
                                                • ブラックホールは量子的「重ね合わせ」を破壊する世界の観測者だった - ナゾロジー

                                                  宇宙はブラックホールに見つめられているのかもしれません。 米国のシカゴ大学(University of Chicag)で行われた研究によって、ブラックホールそのものに、量子世界の不思議な現象である「重ね合わせ」を破壊する効果がある可能性が示されました。 量子は「シュレーディンガーの猫」に代表されるような観測するまで状態が確定しない、複数の可能性の「重ね合わせ」状態となっています。 重ね合わせが破壊された量子は「どこにでもいる」状態から「ここにしかない」状態に変化し、人間の直感に反しない「現実的」な動きをとるようになります。 研究者たちは、宇宙がブラックホールを目のように使って、自分の内側を観測している可能性があると述べています。 宇宙に意識があるかはさておき、宇宙現象そのものが観測者の役割を果たすという考えは非常に先進的なものといえます。 しかし、重力の化け物であるブラックホールのどこに、

                                                    ブラックホールは量子的「重ね合わせ」を破壊する世界の観測者だった - ナゾロジー
                                                  • ブラックホールによる「スパゲティ化」の破壊力 米天文学チームが観測 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                    ブラックホールの恐ろしい破壊能力を表すためには、新しい言葉をつくらねばならなかった。その非常に強力な引力の手にかかった物体は、引き伸ばされると同時に引き裂かれ、スパゲティに似た長い紐状の物質と化す恐れがある。このため、ブラックホールは他の天体を食べる前に「スパゲティ化」すると言われる。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とハワイ・ケック天文台の天文学者は、過去数十年間にわたり、天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A」(Sgr A)に向かって加速しながら引きちぎられていく奇妙なちりの雲「X7」を観測している。X7はスパゲティ化によって引き伸ばされ、その長さは今や2000億マイル(約3200億km)を超えている。 おそらくX7は今、ひどく絡まりあったパスタの塊のようになっているだろう。X7はSgr Aによって引き伸ばされている一方で、銀河の中心を170年かけて周回する

                                                      ブラックホールによる「スパゲティ化」の破壊力 米天文学チームが観測 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                    • 宇宙を加速膨張させる「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっている!? - ナゾロジー

                                                      ブラックホールの新たな側面が示されました。 米国のハワイ大学(University of Hawaii)で行われた2つの研究によって、暗黒エネルギーが銀河中心にある超大質量ブラックホールに詰め込まれている可能性を示唆する、初めての観測データが示されました。 宇宙を膨張させた「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっているかもしれないというのです。 一部の理論家たちはデータ解釈について懐疑的な立場をとっていますが、今回の研究が正しい場合、ブラックホールの「中身」や暗黒エネルギーについて大きく理解が進むことになるでしょう。 しかし、観測できないブラックホールの内部に、観測できない暗黒エネルギーが存在するとの結論を、研究者たちはいかにして導き出したのでしょうか? 研究内容を報じる1つ目の論文は2023年2月2日に『The Astrophysical Journal』、2つ目の論文は2023年2

                                                        宇宙を加速膨張させる「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっている!? - ナゾロジー
                                                      • 【やじうまPC Watch】 NASA、ブラックホールが星を飲み込む瞬間を観測

                                                          【やじうまPC Watch】 NASA、ブラックホールが星を飲み込む瞬間を観測
                                                        • 宇宙誕生初期に存在したとされる「ブラックホール星」とは?

                                                          ブラックホールは活発な議論や発見が行われる天体ですが、宇宙が誕生した初期には、「ブラックホール星」と呼ばれる超巨大な天体が存在したとされています。そんなブラックホール星の成り立ちや性質について科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtがアニメーションで解説しています。 Black Hole Star – The Star That Shouldn't Exist - YouTube 星の中心にブラックホールが存在するブラックホール星は、宇宙が形成された初期の短い期間にのみ存在が可能だった天体であると考えられています。 ブラックホール星の直径は太陽の80万倍以上で、既知の最大の恒星である「スティーブンソン2-18と比べても380倍の大きさがあり、これまでに存在した天体として最大の星だったとみられます。 一般的に、新たな恒星は水素ガスが集まった巨大な雲の中で最も密度が高い場所に物質が

                                                            宇宙誕生初期に存在したとされる「ブラックホール星」とは?
                                                          • 地球から最も近いブラックホールの発見に天文学者たちは困惑 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                            ジェミニ天文台の望遠鏡を使って発見された地球に最も近いブラックホールとその伴星のイメージ画像(International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva/Spaceengine/M. Zamani) 太陽系の縁よりそれほど離れていない奥深い宇宙には、宇宙的にいうところの万物の謎に満ちた闇の中心がある。 先週ある天文学者チームが、地球からわずか1600光年にある休眠状態のブラックホールを見つけたことを発表した。これまでの観測されてきた距離の3分の1の近さだ。 ブラックホールのあらゆる物体を飲み込むパワーを論じる場合、その近さは当然ながら重要な特性となる。幸いなことに、本ケースでは休眠中であることも同じくらい重要となる。なぜなら、そのブラックホールは飽和状態にあるため脅威をもたらさないことを意味しているからだ。少なくともそう願いた

                                                              地球から最も近いブラックホールの発見に天文学者たちは困惑 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                            • 地球に最も近いブラックホールがわずか1600光年先で発見される、既知のブラックホールより約3000光年も近く

                                                              極めて高密度で強力な重力により光さえ飲み込んでしまうブラックホールは、地球が属する天の川銀河だけで約1億個あるとされています。新たに、アメリカ国立科学財団(NSF)の国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)が管理するハワイのジェミニ天文台が、地球に最も近いブラックホールをわずか1600光年離れた場所で発見しました。 Sun-like star orbiting a black hole | Monthly Notices of the Royal Astronomical Society | Oxford Academic https://doi.org/10.1093/mnras/stac3140 Astronomers Discover Closest Black Hole to Earth | NOIRLab https://noirlab.edu/public/news/noir

                                                                地球に最も近いブラックホールがわずか1600光年先で発見される、既知のブラックホールより約3000光年も近く
                                                              • 「光速の30%」という驚異的な速さで天の川銀河の超大質量ブラックホールを周回するガスの塊が発見される

                                                                by European Southern Observatory 地球がある天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」の周囲を、光速の30%という驚異的な速さで周回する高温のガスの塊が発見されました。このガスの塊は、水星の太陽周回軌道と似た距離をわずか70分ほどで周回しているとのことです。 Orbital motion near Sagittarius A* - Constraints from polarimetric ALMA observations | Astronomy & Astrophysics (A&A) https://doi.org/10.1051/0004-6361/202244493 Astronomers detect hot gas bubble swirling around the Milky Way’s supermassive black

                                                                  「光速の30%」という驚異的な速さで天の川銀河の超大質量ブラックホールを周回するガスの塊が発見される
                                                                • NASA、ブラックホールの音を公開…そのままだと聞こえないため、57オクターブ高く調整

                                                                  アメリカ航空宇宙局は、ブラックホールが発する圧力波が銀河に波紋を広げていく際の不気味な音を公開した。 このエイリアンのうめきや叫びのような音は、人間に聞こえるように57オクターブ高く調整されている。 また、ブラックホールの音波を美しい音楽に変換したバージョンもある。両方とも聞いてみてほしい。 真空の宇宙空間で音はほぼ聞こえないが、アメリカ航空宇宙局(NASA)はブラックホールが幽霊になったエイリアンのうめきや叫びのような音を発していることを明らかにした。 NASAの太陽系外惑星探査プログラムのTwitterアカウントは2022年8月22日、ブラックホールが発した圧力波が銀河団を通って広がっていく際の不気味な音の音声クリップを投稿した。 それが以下の動画だ。ブラックホールの圧力波がペルセウス座銀河団を通過する際の音を聞いてみよう。 「宇宙には音がないという誤解は、宇宙のほとんどが真空で、音波

                                                                    NASA、ブラックホールの音を公開…そのままだと聞こえないため、57オクターブ高く調整
                                                                  • 天の川銀河の中心へ!『マインクラフト』驚愕のブラックホール再現が公開―過去には中性子星なども作成 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

                                                                      天の川銀河の中心へ!『マインクラフト』驚愕のブラックホール再現が公開―過去には中性子星なども作成 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
                                                                    • 地球と同じ銀河に存在するブラックホールの画像が初めて撮影される

                                                                      地球を含む銀河「天の川銀河」の中心に位置する巨大ブラックホール「いて座A*」の姿が撮影されました。ブラックホールの撮影は2019年の「M87の超大質量ブラックホール(M87*)」を撮影した例に続いて2例目です。 天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功 | EHT-Japan https://www.miz.nao.ac.jp/eht-j/c/pr/pr20220512 天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功 | 国立天文台(NAOJ) https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220512-eht.html First image of the supermassive black hole at the centre of our own Milky Way galaxy - Black Hole Cam https://bl

                                                                        地球と同じ銀河に存在するブラックホールの画像が初めて撮影される
                                                                      • 巨大ブラックホールの輪郭撮影に成功 天の川銀河で初 | NHK

                                                                        私たちの太陽系がある天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの輪郭の撮影に成功したと、日本も参加する国際研究グループが発表しました。 天の川銀河の巨大ブラックホールの姿をとらえたのは初めてで、銀河の成り立ちを理解する重要な手がかりになる成果として注目されています。 国際研究グループに参加する日本の研究者が記者会見を開き、天の川銀河の中心の巨大ブラックホールではないかとされている天体を、世界6か所の電波望遠鏡をつないで観測した結果を発表しました。 この天体は、「いて座」の方角に2万7000光年離れているということで、画像には、強い重力に引き寄せられて高温になったガスによって明るい輪のようなものが見え、その中央には、光が脱出できないために黒い穴のようになった「ブラックホールの影」が写しだされています。 研究グループは天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの輪郭の撮影に成功したとしてい

                                                                          巨大ブラックホールの輪郭撮影に成功 天の川銀河で初 | NHK
                                                                        • NASAが「ブラックホールの音」を公開、ネット民が続々と恐怖の渦へ

                                                                          NASAは、観測されたデータをもとに、音に変換する「ソニフィケーション」という試みを行なっており、今回公開されたものは、地球から2億5,000万光年離れたペルセウス座銀河団のブラックホールの音源。実際の音は、ピアノ中央の「ド(C)」の音よりも57オクターブ低く、人間の耳では聞き取れない。しかし最新の可聴化技術によって、人間の耳で聞こえるように調整されたという。 天文学者が、ブラックホールの重力波が銀河団の高音ガスにさざ波を引き起こし、それが音に変換される可能性があることを発見した2003年以来、ペルセウス座銀河団のブラックホールは音に関連づけられていたそうだ。今回の可聴化は、NASAのチャンドラX線観測衛星のデータを元に作られており、初めて音として聞くことができるようになった。 ネット上では「亡者の叫びみたいで怖い(´;ω;`)」「聞いちゃいけない音みたいで…何とも言えない気持ちになる(う

                                                                            NASAが「ブラックホールの音」を公開、ネット民が続々と恐怖の渦へ
                                                                          • 広島大、電気回路で作った疑似ブラックホールを用いてレーザー理論の構築に成功

                                                                            広島大学は、電気回路において擬似的なブラックホールを創生し、それを用いたレーザー理論を構築することに成功し、現在の技術では実際のブラックホールでの観測が不可能なホーキング輻射を観測可能にし、一般相対性理論(重力)と量子力学を統一する「量子重力理論」の完成に向けた取り組みを加速することになると発表した。 同成果は、広島大大学院 先進理工系科学研究科の片山春菜大学院生によるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 自然界に存在する電磁気力、強い力、弱い力、重力の4つの力をすべて統一できるとされる超大統一理論は、重力を扱う一般相対性理論と、量子の世界を扱う量子力学を結びつけることができれば完成するとされることから、「量子重力理論」などとも呼ばれるが、重力と量子の世界は折り合いが悪く、その統一は困難とされ、4つの力の統一にはまだ長い時間がかかるとさ

                                                                              広島大、電気回路で作った疑似ブラックホールを用いてレーザー理論の構築に成功
                                                                            • 人類がブラックホールの存在を知る8つの方法

                                                                              ブラックホールは、光さえ抜け出せないほど強力な重力を持つ天体なので、可視光だけでなくX線や赤外線などあらゆる波長の電磁波を使っても、その存在を直接観測することはできません。そんなブラックホールの存在を知るために科学者たちが編み出してきた8つの方法を、科学系ニュースサイトのLive Scienceがまとめました。 8 ways we know that black holes really do exist | Live Science https://www.livescience.com/how-we-know-black-holes-exist.html ◆1:アルバート・アインシュタインの「確固たる予言」 「ブラックホール」という言葉が使われ始めたのは1960年代のことですが、1916年にはドイツの天体物理学者であるカール・シュヴァルツシルトによって、ブラックホールに相当する天体が宇

                                                                                人類がブラックホールの存在を知る8つの方法
                                                                              • ブラックホールが恒星と融合し超新星となった可能性が調査により示される

                                                                                高密度で強い重力を持ち、光さえも飲み込んでしまう天体がブラックホールです。そんなブラックホールが宇宙に浮かぶ星を約300年かけて吸収して崩壊させ、超新星爆発を引き起こした可能性があることが調査により示されました。 A transient radio source consistent with a merger-triggered core collapse supernova https://www.science.org/doi/10.1126/science.abg6037 Star Explodes After Black Hole Devours It From the Inside https://www.newsweek.com/star-explodes-black-hole-devours-inside-1625720 天文学者のディロン・ドン氏らは、2017年に観測され

                                                                                  ブラックホールが恒星と融合し超新星となった可能性が調査により示される
                                                                                • 「ブラックホールが星の核に入り込む」新しい超新星爆発が見つかる - ナゾロジー

                                                                                  2017年から実施された、夜空を広く電波波長でスキャンする「VLA Sky Survey」の観測データから、非常に明るい珍しい電波源が発見されました。 天文学者は最初、これが何を映しているのか分かりませんでしたが、追跡観測の結果、驚くべき現象が明らかとなったのです。 カリフォルニア工科大学(caltech)の研究チームは、これがブラックホールあるいは中性子星が星の核に侵入し核融合を破壊することで起こした新しいタイプの超新星爆発だったと特定したのです。 これは理論的には予想されていましたが、実際観測によって確認されたのは初めてのことです。 この研究の詳細は、9月3日付で科学雑誌『Science』に掲載されています。

                                                                                    「ブラックホールが星の核に入り込む」新しい超新星爆発が見つかる - ナゾロジー