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思想哲学の検索結果41 - 80 件 / 136件

  • 佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない

    ウクライナにおける戦闘は終局面に近づいてきた ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は激しさを増し、民間人にも多くの犠牲者を出しています。 しかしウクライナにおける戦闘は、終局面に近づいてきていると思います。 3月3日に行われたロシアとウクライナによる2回目の停戦協議で、攻撃にさらされる都市から民間人を脱出させるための退避ルート「人道回廊」を設置し、その間は一時的に周辺での戦闘を停止することで合意したからです。 人道回廊を作って民間人を逃がすということは、あとに残るのは軍人だけになりますから、最後まで戦い続けるというウクライナ側の意思表示であり、ロシア側もそれに応じるということです。つまり、戦闘が終局面に入ったことを示しているわけです。 もっとも実際には、3月7日現在、人道回廊は作られていません。実施される予定だった東部の都市マリウポリとボルノバハでは戦闘がやまず、延期になりました。ロシアもウ

      佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない
    • クリプト・Web3業界の誇大広告に踊らされてはならない:1500人超の科学者・エンジニア・技術者が米議会に警告 | p2ptk[.]org

      クリプト・Web3業界の誇大広告に踊らされてはならない:1500人超の科学者・エンジニア・技術者が米議会に警告投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2022/7/262022/7/26 以下の文章は、1500人のコンピュータ科学者、ソフトウェアエンジニア、テクノロジストらが米議会指導部、各委員会委員長・少数党筆頭委員に送付した「Letter in Support of Responsible Fintech Policy」という公開書簡を翻訳したものである。 責任あるフィンテック政策を求める書簡 2022年6月1日 チャック・シューマー 上院多数党院内総務 ミッチ・マコネル 上院少数党院内総務 ナンシー・ペロシ 下院議長 ケヴィン・マッカーシー 下院少数党院内総務 デビー・スタバノウ 上院農業・栄養・林業委員会委員長 ジョン・ボーズマン 上院農業・栄養・林業委員会少数党筆筆頭委員

        クリプト・Web3業界の誇大広告に踊らされてはならない:1500人超の科学者・エンジニア・技術者が米議会に警告 | p2ptk[.]org
      • Togetter - 国内最大級のTwitterまとめメディア

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        • 「日本国紀を買うなんてありえない」“普通の人々”をいないことにする「マスコミの罪」 | 文春オンライン

          『永遠の0』『海賊とよばれた男』などのベストセラーを著し、いっぽうでツイッターでは「中国や韓国への攻撃的な姿勢を露骨に示し、女性蔑視的なツイートも含む」言説を書き散らす百田尚樹。 この二面性を持つ百田尚樹とはいったいどんな作家で、彼の読者とはどういった人たちなのか。百田氏本人に取材を繰り返すなどしてその実相を詳らかにしたのが『ルポ 百田尚樹現象』(小学館)である。その著者でノンフィクションライターの石戸諭に話を聞いた。 「間違っているといわれている側になにがあるんだろう」 ―――本書は、百田尚樹氏やその周辺人物を取材することで「向こう側」をかいたルポとあります。 石戸諭(以下、石戸) リベラルがやりがちなのは、百田尚樹に対して、あるいは安倍晋三や小池百合子でもいいですが、彼に対してどこがどう間違っているかをたくさん並べていくことです。 それを『ルポ 百田尚樹現象』では、「間違っているのはわ

            「日本国紀を買うなんてありえない」“普通の人々”をいないことにする「マスコミの罪」 | 文春オンライン
          • 強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠

            21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon 去る12月、『21世紀の道徳』という書籍が出版された。筆者は、日本暮らしのアメリカ人にしてブログ『道徳的動物日記』を書いているベンジャミン・クリッツァーさんで、これまでも活発に議論をしてらっしゃった方だ。 そういう出自の方がアップトゥデイトな書籍と古典を紐解きながら、現代の道徳的問題を縦横に論じたのが本書、である。 とはいえ、同書を21世紀の道徳ダイジェストとみるのはたぶん違うと思う。いや、もちろん同書には『学問の意義』『動物倫理』『ジェンダー』『進化論とリベラル』といった道徳と縁の深い話題が並び、さまざまな書籍が紹介されているのだけど、総花的に紹介されているわけではなく、たとえば『ブルシット・ジョブ』や現代フェミニズムの書籍の幾つかなどは、かなり批判されている。でもって、通読すると筆者の道徳観が浮かび上がってきて、「なる

              強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠
            • 養老孟司氏、「将来の夢はYouTuber」の子供達に伝えたいこと

              新型コロナウイルス感染防止のため、多くの学校が長期休校となり、子供たちも大きな不安を抱えていることだろう。そこで、解剖学者の養老孟司氏(82才)が、子供たちにメッセージを送る。 【プロフィール】 解剖学者 養老孟司/神奈川生まれ。社会現象や人間の心理を脳科学や解剖学の知識を交えながら解説。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。2003年に発表した『バカの壁』は419万部の大ベストセラーとなり新語・流行語大賞も受賞した。 * * * 学校にも行けず、友達にも会えず、ひとりで部屋に閉じこもって寂しい思いをしているかもしれない。だけど、あなたを取り巻く世界は友達や学校だけだろうか。 世界は見方によって、「対人の世界」と「対物の世界」に大きく分かれています。「ひとりで寂しい」というのは、「対人の世界」の話のことです。 たとえば「将来の夢はユーチューバー」という子が増えているといいます。

                養老孟司氏、「将来の夢はYouTuber」の子供達に伝えたいこと
              • 私たちは軍事国家から侵略を受けたときに、それに対してどう向き合うべきか(想田和弘)←これが平和主義者の実像

                ちびくろ参謀 @CSambo archive.ph/2022.03.20-055… …いやいや、降伏したってチェチェンみたいに粛清されたり家族が連れ去られたりするから屈辱どころじゃないですよ…。 と思ったらチェチェンの記事へのリンクもあるじゃん!と読んだら普通の難民は無視してLGBTQの事しか気にしてなくてさらに戦慄した。 2022-03-20 15:08:47 リンク マガジン9 第110回:私たちは軍事国家から侵略を受けたときに、それに対してどう向き合うべきか(想田和弘) ロシアによるウクライナへの侵略行為は、人道的にも、国際法上も、許されぬものである。したがって国際法的には、主権国家であるウクライナのゼレンスキー大統領には、ロシアに対する「自衛のための戦争」を遂行する権利があるのだろう。だから彼… 16 users 2039 須賀原洋行『うああな人々』『ゴキちゃん』電子書籍で発売中!

                  私たちは軍事国家から侵略を受けたときに、それに対してどう向き合うべきか(想田和弘)←これが平和主義者の実像
                • 東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "世界にはいろんなひとがいる。いいやつも悪いやつもいる。愛も暴力もある。それを知るのが文学を読むとか映画を見るとかいう経験で、それが人文知なるものの原点だと思っていたぼくからすれば、世界を善悪で分けることに忙しい最近の人文学はもはやまったく人文的に見えません。"

                  世界にはいろんなひとがいる。いいやつも悪いやつもいる。愛も暴力もある。それを知るのが文学を読むとか映画を見るとかいう経験で、それが人文知なるものの原点だと思っていたぼくからすれば、世界を善悪で分けることに忙しい最近の人文学はもはやまったく人文的に見えません。

                    東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "世界にはいろんなひとがいる。いいやつも悪いやつもいる。愛も暴力もある。それを知るのが文学を読むとか映画を見るとかいう経験で、それが人文知なるものの原点だと思っていたぼくからすれば、世界を善悪で分けることに忙しい最近の人文学はもはやまったく人文的に見えません。"
                  • 高市氏の総裁選立候補をうけて、単に女性が総理になればいいわけではない..

                    高市氏の総裁選立候補をうけて、単に女性が総理になればいいわけではない、みたいなことを最近フェミが急に言い始めたけど、フェミは閣僚内の女性数みたいな雑な観点での評価をずっとしてきたじゃん。 日本の閣僚ポストで女性が占める割合は15.8%で、なんと「世界113位」です。 https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/diversity-in-politics 女性閣僚2人だけ。「“女性活躍”の扉を閉じた」海外メディア、菅内閣をどう報じたか https://m.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f62cf58c5b6c6317cff7c81 これらの記事を Twitter で検索すると当時フェミが文句を言ってたのを見れるぞ。 自民は着実に男女平等に向かって動いてるのに、フェミは党派性で自民を全否定してゴールポストを動かして

                      高市氏の総裁選立候補をうけて、単に女性が総理になればいいわけではない..
                    • 東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "そういえばこのあいだの小林さん三浦さんとの対談で言ったのだけど、いまはセレブな富裕層でITでグローバルな人々こそがリベラルでヴィーガンで多様性と弱者の味方なのに、搾取されている一般大衆こそが保守的で強権的な政治家を求めナショナリストだという逆転が起きていると言われている(→)"

                      そういえばこのあいだの小林さん三浦さんとの対談で言ったのだけど、いまはセレブな富裕層でITでグローバルな人々こそがリベラルでヴィーガンで多様性と弱者の味方なのに、搾取されている一般大衆こそが保守的で強権的な政治家を求めナショナリストだという逆転が起きていると言われている(→)

                        東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "そういえばこのあいだの小林さん三浦さんとの対談で言ったのだけど、いまはセレブな富裕層でITでグローバルな人々こそがリベラルでヴィーガンで多様性と弱者の味方なのに、搾取されている一般大衆こそが保守的で強権的な政治家を求めナショナリストだという逆転が起きていると言われている(→)"
                      • 文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung

                        文学の哲学は、存在論、認識論、倫理学、心の哲学、そして美学から、哲学的に文学を考察する研究ジャンルである。 物語とは何か、物語は人生の何を教えてくれるのか、作者とは誰か、詩的想像力とは何か、フィクションとは何か、詩の深遠さとは何か、キャラクタになぜ惹かれるのか、文学作品はどんな存在なのか、そして、文学とは何か。 本稿は、The Routledge Companion to Philosophy of Literature*1 を参照しながら、主に英米圏における文学の哲学の主要な32のトピックを紹介する。文学の哲学について関心のあるひとがさらに学びを深めるために、あるいは、美学や文学の研究者の方が研究の手がかりとするために役立てばと思う。計三万字強あるので、頭から読んでいただくのもうれしいが、気になるところからすきな順番で読んでもらえればと思う*2。 定義とジャンル 1. 文学の概念 2.

                          文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung
                        • 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』書けなくなった批評家を救ったもの - HONZ

                          ひさしぶりに会った知人の変貌ぶりにショックを受けることがある。本書を書店で見かけた時の驚きもそれに近い。表紙の男性と著者名が一瞬つながらず、本人だと気づいて衝撃を受けた。別人のように痩せている。それも何か大病を患ったことをうかがわせるような痩せ方ではないか。 90年代からゼロ年代を通じた福田和也の活躍ぶりは、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉がぴったりだった。「月300枚書く」と本人が言っていたように、文芸評論や時事評論、エッセイ、コラムを書きまくり、ワイドショーのレギュラーコメンテーターを務め、文芸誌『en-taxi』を編集し、母校である慶應大学の教壇にも立った。当時、夜の街でもしばしば著者を見かけた。バリバリ仕事をしつつ遊びもこなす姿が眩しかった。 著者を知ったのは学生時代のことだ。江藤淳に才能を見出されたというふれこみで、雑誌『諸君!』でいきなり連載が始まった。破格の扱いだった。

                            『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』書けなくなった批評家を救ったもの - HONZ
                          • バラモン左翼とビジネスエリート右翼に分断された「ぼくたち」の物語 - 狐の王国

                            市民感覚としての白饅頭、知性主義の限界、経験の抹殺 という記事がすばらしかったので読んでもらいたいと思いつつ、これはピケティの言う「バラモン左翼とビジネスエリート右翼」の問題だなとつくづく思ったのでここに少しそのへんの話を書いておこうと思う。 バラモンというのはインドのカースト制度の頂点にいる司祭階級の人々のことだ。バラモン左翼というのはそういう「上位」にいる左翼のこと。古い人には「そんなバカな」と感じられるかもしれない。昔は左翼といったら資本家から労働者を守る人々であり、カーストの頂点にいることなんて考えられなかったからだ。 だが現実には給与や社会的地位の高い新興企業や学術機関に勤め、環境問題やジェンダー不平等など意識の高い問題に取り組むことを是とする「左派」はごまんといる。彼らは努力してそれなりの地位を獲得しただけあって、新自由主義的な感覚を持っている。「努力すれば自分たちのように豊か

                              バラモン左翼とビジネスエリート右翼に分断された「ぼくたち」の物語 - 狐の王国
                            • GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更

                              GitHubは、これから新規に作成されるリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」になると発表しました。これまでデフォルトブランチ名は「master」でした。 既存のリポジトリにはこの変更は適用されませんが、年内にも既存のリポジトリでもデフォルトブランチ名の変更を可能にする予定だと説明されています。下記は「The default branch for newly-created repositories is now main」からの引用です。 Existing repositories are not impacted by this change. Later this year, you'll be able to rename the default branch for existing repositories for your user, organization, or

                                GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更
                              • 愛知知事リコールは「愛国」か 民族派からも疑問の声 トリエンナーレ補助金 | 毎日新聞

                                奇妙な政治運動が続いている。昨年、何かと注目された芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金支出を決定した愛知県知事をリコール(解職請求)する署名活動である。このイベントが「反日」「日本人の心を踏みにじった」ということなのだが、民族派の著名人からも疑問の声が上がっているのだ。25日にも始まる署名集めの前に、深く考えてみたい。【吉井理記/統合デジタル取材センター】 異なる意見封殺「まずい」 今年は「右翼」「民族派」と呼ばれる人たちには特別な年である。 作家・三島由紀夫と、三島が作った「楯の会」幹部、森田必勝が陸上自衛隊市ケ谷駐屯地(東京・市ケ谷)に乗り込み、自衛隊にクーデターを呼びかけて「割腹自決」したのが1970年11月25日。それから50年、今年は半世紀の節目なのだ。 三島と森田、2人の肖像写真が大きくこちらを見返すJR高田馬場駅近くのビルの事務所。民族派団体「一水会」代表の木村三浩さん(

                                  愛知知事リコールは「愛国」か 民族派からも疑問の声 トリエンナーレ補助金 | 毎日新聞
                                • 歴史上の人物は何をもって実在と見做すか

                                  例えば織田信長なんかは、今生きている人は誰もその姿を自分の目で見たことがないはずであるが、実在していたことは疑いようのない事実であると認識している。 これがスティーブ・ジョブスだったりすると、ウェブ・テレビ・新聞など様々な媒体で目にしたことがあるので、実在していたことは疑いようがない。 しかしながら、だんだん過去に遡っていくと、文献など客観的な傍証でしか確認できなくなっていくはずである。 wikipediaを見てみると、天皇についても「実在を認められないか強く疑われる名が多い」とあり、どこかの段階で実在/非実在の線引きがなされている。 先程の織田信長の例だと、我々は例えば歴史の教科書に記載されていることを事実として受け止めているはずである。 しかし、その教科書に記載されている事実についても、何らかの客観的な文献等に基づいて事実認定されているはずである。 その辺りの判断について確認できるよう

                                    歴史上の人物は何をもって実在と見做すか
                                  • 美学は何の役に立つのか?

                                    以下の原稿は、もともと2019年10月12-13日、東京の成城大学における第70回美学会全国大会のために用意した講演原稿ですが、台風19号のために中止となったため、2020年1月12日に同じく成城大学において発表させていただいたものです。その後、雑誌『美学』に掲載するという話もあったのですが、字数制限などがあり残念ながら実現しませんでした。美学会の将来ということを意識した内容なので、このまま一般の雑誌原稿としても発表しにくいため、ここで共有したいと考えました。 〈1〉「歴史の終焉」が意味するもの 2010年、中国の北京大学において、第18回国際美学会議が開催されました。その時の大会テーマは「美学の多様性(Diversities of Aesthetics)」というものでした。企画者のひとりであった佐々木健一氏はそこで「美学の哲学的役割(Philosophical Role of Aesth

                                    • 「分断でなく結束めざす大統領に」バイデン氏勝利宣言全文 - 日本経済新聞

                                      米大統領選で当選を確実にした民主党候補のジョー・バイデン前副大統領は7日夜(日本時間8日午前)、デラウェア州ウィルミントンで支持者の前で演説した。米大統領選での「明らかで納得のいく勝利」を宣言すると同時に、「分断ではなく結束を目指す大統領になる」と語った。全文は以下の通り。米国の魂を立て直す米国人たちよ。このダンスパーティーに私を招いてくれた米国人、デラウェアの人たちよ。国民が声を上げ、我

                                        「分断でなく結束めざす大統領に」バイデン氏勝利宣言全文 - 日本経済新聞
                                      • 若き天才哲学者が「SNSのアカウントはすぐに削除すべきだ」と真剣に訴えるワケ SNSは私たちを窒息させてしまう

                                        SNSが民主主義を破壊する 私は以前から、「人はソーシャルメディアなどの米国製品を消費しながら楽しんでいると思っているが、実際には窒息している」と述べています。 消費者行動を操作するソーシャルメディアのアルゴリズムは、基本的にわれわれを他人と対抗させる機能を持っています。インスタグラムやツイッターなどのプラットフォームには、それぞれできることとできないことを規定する枠組みがありますが、この枠組みが人の行動を変化させているのです。 簡単な例を挙げましょう。 グーグルのサーチエンジンは、「ダックダックゴー(DuckDuckGo)」とは違って、人が検索したくないものを、無理に検索させる機能を持っています。ダックダックゴーは完全にプライバシーを重んじるサーチエンジンです。ダックダックゴーでは探したいものを探すだけですが、グーグルとダックダックゴーの違いはAIです。グーグルは個人の検索行動を利用して

                                          若き天才哲学者が「SNSのアカウントはすぐに削除すべきだ」と真剣に訴えるワケ SNSは私たちを窒息させてしまう
                                        • Jアノンの現在地 - 水城正太郎の道楽生活

                                          現在進行形の陰謀論として「日本におけるトランプ支持者たちが噂話をどうとらえたか」を追うことからはじまった一連の日記ですが、Qアノンの日本版、Jアノンと呼ばれる現象の現在地を記してひとまず終了しようかと思います。 なお本文は個人や団体、陰謀論そのものを揶揄することが目的ではありませんが、筆者は陰謀論に懐疑的な立場であることを断っておきます。故に削除、訂正には応じます。登場される方々の敬称は略させていただきます。 予備知識 Qアノンとは米国の匿名掲示板への投稿から始まったムーブメントで「米民主党系の政治家やユダヤ系の銀行家、リベラル系文化人の多くが秘密結社(ディープステート)のメンバーであり、それと対決するために市民たちに結集を呼びかける」というものです。2017年10月に『4chan』という米国の匿名画像掲示板に出没した“Q”が「自分は政府の機密組織にアクセスできるメンバーである」として上記

                                            Jアノンの現在地 - 水城正太郎の道楽生活
                                          • サンデル教授が語る「大卒による無意識の差別」

                                            コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                              サンデル教授が語る「大卒による無意識の差別」
                                            • 東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "「命より大事なものがある」というのは危険なイデオロギーなんでやばいというのが20世紀の哲学の基本的な論調だったんだけど、21世紀の哲学は「命より大事なものはない」というイデオロギーも同じくらいヤバイぞというのを言語化してかないといけないんじゃないかな。最近そんなことを考えてます。"

                                              「命より大事なものがある」というのは危険なイデオロギーなんでやばいというのが20世紀の哲学の基本的な論調だったんだけど、21世紀の哲学は「命より大事なものはない」というイデオロギーも同じくらいヤバイぞというのを言語化してかないといけないんじゃないかな。最近そんなことを考えてます。

                                                東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "「命より大事なものがある」というのは危険なイデオロギーなんでやばいというのが20世紀の哲学の基本的な論調だったんだけど、21世紀の哲学は「命より大事なものはない」というイデオロギーも同じくらいヤバイぞというのを言語化してかないといけないんじゃないかな。最近そんなことを考えてます。"
                                              • 反知性主義警察です

                                                anond:20200810202320 反知性主義は反-知性主義であって、反知性-主義ではありません。 知性主義、すなわち理性や熟考を重視する知的権威に対して、反-知性主義は素朴な感情や直感に基づき象牙の塔から離れた別の”知性”に意味を見出す主義です。 この説明の通り反知性主義には本来は悪い意味だけではなく、ホフスタッターは知的権威側の立場から、反知性主義に一定の価値を認めています。 わざわざ覚えたての専門用語を意味も調べずに使って自分の反知性を晒さなくても、バカとかアホとかマヌケとか、紛れがなくて簡潔な良い言葉がいっぱいあるのだからそれを使えば良いのです。 【追記】 元来の反知性主義の意味および内田樹の『日本の反知性主義』などで"反知性主義"という言葉が元と正反対の意味として使われているという種々の批判を理解した上で、"ジャパニーズ反知性主義"として表現したとのことなので、前半の文章は

                                                  反知性主義警察です
                                                • 「正義は人それぞれ」という考え方、じつは「すごく危険」だって気づいていますか…?(玉手 慎太郎)

                                                  「正義」という言葉はどうにも扱いが難しい。言葉を使う人によって「正義」がもつニュアンスが違ったり、そのことによってすれ違いが起きたりするからだ。 正義という言葉に関連して、いまの日本でしばしば耳にするのは、たとえば「正義の暴走」や「正義は人それぞれ」といった表現である。こうした表現は、「正義」という概念を厳密に考えてきた研究者の目には、どのように映るのか。 このほど『今を生きる思想 ジョン・ロールズ』を上梓した学習院大学教授の玉手慎太郎さんが、政治哲学から見た「正義」について、いくつかの角度から語る。 日本での「正義」のイメージ ——「正義の暴走」という言葉が使われているのをときどき見かけます。 たとえば、コロナ禍のさい飲食店などの営業自粛を求めて攻撃をおこなう「自粛警察」があらわれましたが、これは「正義の暴走である」と言われました。 政治哲学や倫理学をご専門とする玉手さんからは、「正義の

                                                    「正義は人それぞれ」という考え方、じつは「すごく危険」だって気づいていますか…?(玉手 慎太郎)
                                                  • 日米開戦回避へ 望み託した“大統領親書” | NHK | WEB特集

                                                    真珠湾に向けて日本の攻撃機が飛び立ったあと。昭和天皇のもとにある書簡が届けられました。送り主は「アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルト」 この親書の背後には、日米の開戦を避けようと最後まで動いた日本人の学者の存在がありました。30年も前から日米開戦を予見したこの学者が、最後に望みを託した“大統領親書”とは。(首都圏局記者 山内拓磨)

                                                      日米開戦回避へ 望み託した“大統領親書” | NHK | WEB特集
                                                    • 董卓(不燃ごみ) on Twitter: "さえぼうさんのTL見ると、呉座さんが非を認めて謝罪した後もアンチフェミニスト達はさえぼうざんに対する誹謗中傷やデマの拡散をやめようとしてないんですよね。エスカレートしてる感すらある。白饅頭はじめ「フェミニストの異常さ」「リベラルの… https://t.co/0BrbsQzJba"

                                                      さえぼうさんのTL見ると、呉座さんが非を認めて謝罪した後もアンチフェミニスト達はさえぼうざんに対する誹謗中傷やデマの拡散をやめようとしてないんですよね。エスカレートしてる感すらある。白饅頭はじめ「フェミニストの異常さ」「リベラルの… https://t.co/0BrbsQzJba

                                                        董卓(不燃ごみ) on Twitter: "さえぼうさんのTL見ると、呉座さんが非を認めて謝罪した後もアンチフェミニスト達はさえぼうざんに対する誹謗中傷やデマの拡散をやめようとしてないんですよね。エスカレートしてる感すらある。白饅頭はじめ「フェミニストの異常さ」「リベラルの… https://t.co/0BrbsQzJba"
                                                      • イエール大・成田悠輔助教授「選挙も政治家も、本当に必要ですか」:朝日新聞GLOBE+

                                                        ――私たちが慣れ親しんでいる民主主義は、かなり過去の社会や技術を前提としていることが問題だと、成田さんは説いていますね。 いくら普遍的な理念を目指したと言っても、私たちが民主主義とよんでいるものの運用は、ざっくり数百年前の人々が考え出したものです。数百年前の社会と技術の環境を前提として作られているのです。 当時はほとんどの人が生まれた土地で育ち、働いて死にました。とくに重要なのが、コミュニケーションがどういうものだったかです。会話はほとんど家族や仲間の間で、情報の伝達はうわさが中心でした。メディアと言えるものは立て看板、貴重品としての新聞や雑誌などしかなかった。そういう、すごく鈍くて、人も情報も流れない世界を前提に民主主義を運営すれば、みんなで決まった日に決まった場所に集まって意見を提出してもらい、それを集計して発表する「お祭り」をやるのも理にかなっていたでしょう。つまり、それが選挙です。

                                                          イエール大・成田悠輔助教授「選挙も政治家も、本当に必要ですか」:朝日新聞GLOBE+
                                                        • 気に入らない意見に対する『普通の人』と『サヨク』の違いが一発でわかるイラストが話題に~ネットの反応「わかりやすい」「その通りw しかも、これやっといて言論の自由だのほざくんだよな」「全世界共通なんだwwwwwwwww」

                                                          気に入らない意見に対する『普通の人』と『サヨク』の違いが一発でわかるイラストが話題に~ネットの反応「わかりやすい」「その通りw しかも、これやっといて言論の自由だのほざくんだよな」「全世界共通なんだwwwwwwwww」

                                                            気に入らない意見に対する『普通の人』と『サヨク』の違いが一発でわかるイラストが話題に~ネットの反応「わかりやすい」「その通りw しかも、これやっといて言論の自由だのほざくんだよな」「全世界共通なんだwwwwwwwww」
                                                          • 多様性のある社会で、お金の価値がやけに高くなる理由|深津 貴之 (fladdict)

                                                            世界が多様になるほど、なぜかお金や数字のパワーが強くパラドックスについて、仕組みと対策のお話。 社会が多様になるほど、年商やフォロワー数、RT数のアピールが増えていきます。 多様な社会は価値観が多様多様な社会には多くの価値観があり、人によって大事なものが異なります。 まさに十人十色、理念の上では素敵なユートピア。 …ですが、価値観の多様化は、無条件の善ではありません。よいことと合わせて、課題やデメリットも生まれます。 たとえば、コミュニケーションのコストの増大。これは多様性社会がかかえる、大きな課題の1つです。 多様な社会は意思疎通のコストが高い価値観が多様になるほど、社会のコミュニケーションは、どんどん高まります。 多くの友人と、飲食店にいくシーンを想像してください。 中華マニアと、ラーメンマニアと、フレンチマニアと、ファーストフードマニアと、バーマニアと、居酒屋マニアと、宅飲みマニアで

                                                              多様性のある社会で、お金の価値がやけに高くなる理由|深津 貴之 (fladdict)
                                                            • Satoshi Ikeuchi 池内恵 on Twitter: "それはTwitterで書かずに一冊の本としてお書きになればよろしい。単行本500ページの憎悪と呪詛を書き連ねて文学・思想、文明批評となっている原稿を送ってくれれば、出版社を紹介します。読む人いるでしょう。 https://t.co/fRa2NDdJWR"

                                                              それはTwitterで書かずに一冊の本としてお書きになればよろしい。単行本500ページの憎悪と呪詛を書き連ねて文学・思想、文明批評となっている原稿を送ってくれれば、出版社を紹介します。読む人いるでしょう。 https://t.co/fRa2NDdJWR

                                                                Satoshi Ikeuchi 池内恵 on Twitter: "それはTwitterで書かずに一冊の本としてお書きになればよろしい。単行本500ページの憎悪と呪詛を書き連ねて文学・思想、文明批評となっている原稿を送ってくれれば、出版社を紹介します。読む人いるでしょう。 https://t.co/fRa2NDdJWR"
                                                              • 東浩紀「庵野監督がエヴァの呪いから逃げなかったように、私たちも現実から逃げてはならない」〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

                                                                批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  * SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(以下エヴァ)が完結した。最後の劇場版が8日に公開されたのである。異例の月曜公開にもかかわらず、初日動員は50万人を超えたという。 なぜそれほどの注目を浴びるのか。エヴァの基本は少年少女が巨大人造人間に乗り世界を救う単純な物語である。しかし周辺設定が多様な読みを誘発し、つねに問題作であり続けてきた。 TV版の放映開始は1995年。社会現象になり、阪神大震災やオウム真理教と重ねて語られた。97年の旧劇場版は私小説的なカルト映画で、庵野秀明監督自身が内向的オタクのカリスマになった。21世紀に入ると一転エヴァはクール・ジャパンのアイコンとなり、今度はエンタメの優等生を目指して作り直されることになった。再出発は順調に思えたが、東日

                                                                  東浩紀「庵野監督がエヴァの呪いから逃げなかったように、私たちも現実から逃げてはならない」〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
                                                                • nario sumashi on Twitter: "というのも雁琳=山内氏はこの研究会に参加し,「道徳教育の中の宗教――「宗教」概念の揺動と「京都学派」」という論文を実名で発表しています。(『道徳教育はいかにあるべきか――歴史・理論・実践』2021年,ミネルヴァ書房,所収) https://t.co/BMOcRqy8T2"

                                                                  というのも雁琳=山内氏はこの研究会に参加し,「道徳教育の中の宗教――「宗教」概念の揺動と「京都学派」」という論文を実名で発表しています。(『道徳教育はいかにあるべきか――歴史・理論・実践』2021年,ミネルヴァ書房,所収) https://t.co/BMOcRqy8T2

                                                                    nario sumashi on Twitter: "というのも雁琳=山内氏はこの研究会に参加し,「道徳教育の中の宗教――「宗教」概念の揺動と「京都学派」」という論文を実名で発表しています。(『道徳教育はいかにあるべきか――歴史・理論・実践』2021年,ミネルヴァ書房,所収) https://t.co/BMOcRqy8T2"
                                                                  • 「勉強しろ」と最近フェミニストが言わなくなった理由、それはオタクがフェミニズムを勉強してしまったから。イラストやキャラを叩かれ、焼かれ、尊厳を踏み躙られたオタク達は……書籍とWEBで学び、有象無象のフェミニストよりも遥かにフェミニズムに詳しくなってしまった。好きなものを守る為に。

                                                                    神崎ゆき @yukinoko811 恐怖すら感じる……「アンフェはなりすましフェミニストに釣られてフェミ叩きに利用している」と騒ぐフェミニズム界隈、でも絶対に「どれが釣りアカウントか」「誰が本当のフェミニストか」を明言しない。それを言ってしまうと仲間内でネットリンチされ、いじめを受けるから。同調圧力のフェミニズム。 2021-01-06 18:13:34 神崎ゆき @yukinoko811 「勉強しろ」と最近フェミニストが言わなくなった理由、それはオタクがフェミニズムを勉強してしまったから。イラストやキャラを叩かれ、焼かれ、尊厳を踏み躙られたオタク達は……書籍とWEBで学び、有象無象のフェミニストよりも遥かにフェミニズムに詳しくなってしまった。好きなものを守る為に。 2021-01-06 18:14:06

                                                                      「勉強しろ」と最近フェミニストが言わなくなった理由、それはオタクがフェミニズムを勉強してしまったから。イラストやキャラを叩かれ、焼かれ、尊厳を踏み躙られたオタク達は……書籍とWEBで学び、有象無象のフェミニストよりも遥かにフェミニズムに詳しくなってしまった。好きなものを守る為に。
                                                                    • 検閲でバンされた世界中の記事が読める図書館 マインクラフト内で開館

                                                                      検閲でバンされた世界中の記事が読める図書館 マインクラフト内で開館2020.03.13 16:0084,006 Joanna Nelius - Gizmodo US [原文] ( そうこ ) マイクラの世界で言論の自由を叫ぶ。 不都合な事実は隠してしまえ!と、国によっては報じられないニュース…。検閲され言論の自由を奪われるネットプラットフォーム…。すべてはまず知るところから始まるわけで、知る権利は守られるべき人権なのに…。真実を知りたい? 知りたければあの図書館に行けばいい。マインクラフトの世界に、昨日、新しい図書館が開館しました。その名もThe Uncensored Library(無検閲図書館)。 無検閲図書館のウェブサイトには「禁じられた記事をマインクラフト内で本にして再公開しています。各国の真の政治状況を知るチャンスであり、報道の自由の大切さを学ぶための場所です」と書かれています。

                                                                        検閲でバンされた世界中の記事が読める図書館 マインクラフト内で開館
                                                                      • イシグロ氏の発言について、ある左翼かつリベラルから見た感想 - 瓢鮎庵雑記

                                                                        このカズオ・イシグロのインタビューが注目を浴びていた。 "カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ" https://toyokeizai.net/articles/-/414929?display=b まず、私は自分が大別すれば「左翼」かつ「リベラル」の立場にあることを自覚している。左翼の定義やリベラルの定義の困難さ、特に現在の日本で「リベラル」が「左翼」の言い換えのように使われて混乱が生じていることは十分承知しているが、そのあたりに触れるといくら前置きをしても足りなくなるので、要するにここを見るような人間たちがイメージする「左翼」であり「リベラル」であると考えてもらえばいい。ただし、左翼かつリベラル、というように私はこの両者は区別している。区別した上でどちらでもあるということだ。参考までに、最近やってみた下記サイトのポリティカルコンパスでは、 https://www.idrlabs

                                                                          イシグロ氏の発言について、ある左翼かつリベラルから見た感想 - 瓢鮎庵雑記
                                                                        • イーサリアムの生みの親がクリプトの未来を憂う

                                                                          BY ANDREW R. CHOW/DENVER 3月18日 数分後には電子音楽が鳴り響き、ぬいぐるみが宙を舞い、色鮮やかなフラフープを回す女性が現れ、機械のおもちゃが動き出し、嬉々たるライダーたちが次々と降りてきます。これはブロックチェーン「イーサリアム」に特化した1週間の暗号資産カンファレンス「ETHDenver」のクロージングパーティーです。何日も前から行列となっていました。そして今、2月の日曜日の夜、この目まぐるしいエネルギーはピークに達しています。 しかし観客が会場に押し寄せたとき、エルフのような体格の細い一人の男性が、自撮りをしている人々やベンチャーキャピタルの前を駆け抜けていきます。ある人は「ここにいてください」と呼びかけ、またある人は、徒歩やスクーターで通りを追いかけていきます。しかしその男は全員をまいて、一人ホテルのロビーに消えていきました。 クリプト業界で最も影響力のあ

                                                                            イーサリアムの生みの親がクリプトの未来を憂う
                                                                          • ブロッキング騒動とはなんだったのか? - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

                                                                            トランプ大統領のツイッターアカウントが永久BANされたというニュースが飛び込んでいた。ざっとみたところ、ネット世論ではわりと肯定的な意見も多いようだ。予想通りではあるが、残念ながら、世の中は言論のブロッキングは許容する方向に進んでいる。 漫画村の急激な拡大にはじまる海賊版サイトのブロッキングの大騒動から、もう、3年ほどたった。 多少はネットのみなさんも冷静な議論はできる・・・とはまったく思えないが、あらためてアリバイ活動の一環として、ぼくの主張をぼく自身の手によって書き留めておこうと思う。 3年前も最初に書いた、そしてみんなにはあまり注目してもらえなかった点だが、今後、ネットでの言論の自由を守るために重要なのは日本における「通信の秘密」を守ることではなく、ネット上の巨大プラットフォームをどうやって規制するか、ということだ。そっちが社会問題としては、はるかに大きなテーマだ。 「通信の秘密」と

                                                                              ブロッキング騒動とはなんだったのか? - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記
                                                                            • マイケル・サンデル「バイデンが大統領選で勝っても、根本的な問題は消えない」 | トランプを支持する人たちの訴えの正当性とは?

                                                                              ボストンはザーザー降りの雨だった。哲学者マイケル・サンデルとのインタビューは、新型コロナ感染予防のため密閉空間を避けて彼の自宅の庭でする予定だった。しかし、前もって言われていたように、雨だったら場所を変更するしかない。 サンデルは午前中、オンライン授業で忙しい。だから、屋外だけれども雨に濡れずにすむ、代わりの場所を探すのは、ジャーナリストの私の役目となった。私が思いついたのは、「ハーバード大学カーペンター視覚芸術センター」の無機質なコンクリートのベンチくらいだった。この建物は、ル・コルビュジエの北米唯一の建築で、ベンチはカーブを描くスロープの下にあった。 サンデル教授は、名門のハーバード大学の教室でも、数百万人がYouTubeで視聴する正義についての講義動画でも、聴衆の先入観を吟味するソクラテス式問答法を実践することで知られる。私の場所のチョイスについては「いいところを思いつきましたね」と

                                                                                マイケル・サンデル「バイデンが大統領選で勝っても、根本的な問題は消えない」 | トランプを支持する人たちの訴えの正当性とは?
                                                                              • 十分ということ (from Extreme Programming Explained, Kent Beck) - Hot Heart, Cool Mind.

                                                                                「森の民(The Forest People) 」と「山の民(The Mountain People) 」の中で、人類学者 Colin Turnbull は、二つの社会を対照的に描きました。山岳地帯では、資源は乏しく、人々は常に飢餓の淵にいました。彼らが発達させた文化は、ぞっとするようなものでした。母親は、赤ん坊がなんとか生き延びられるかもしれぬ程度に成長するやいなや、捨て子たちの放浪集団にその子を遺棄しました。暴力、残虐行為、そして裏切りが、常態でした。 対照的に、森林地帯には豊かな資源がありました。ひとりの人が基礎的な必要を満たすには、一日に半時間も使えば十分でした。森林地帯の文化は、山岳地帯の文化を鏡に写したように逆になりました。大人たちは協力して子育てし、子供たちは、自分で自分の面倒をみる準備がすっかり整うまで、育てて貰い、愛されました。誰かが誤って誰かを殺してしまった場合(故意の

                                                                                  十分ということ (from Extreme Programming Explained, Kent Beck) - Hot Heart, Cool Mind.
                                                                                • 能力主義は魅力的である(読書メモ:『実力も運のうち』②) - 道徳的動物日記

                                                                                  実力も運のうち 能力主義は正義か? 作者:マイケル サンデル 発売日: 2021/04/14 メディア: Kindle版 前回の記事で論じたように、サンデルによる能力主義批判の核心は、能力主義が人々の「心情」に与える影響についての議論にある。 生まれ落ちた環境のちがいや才能の有無などの「運」の要素を無いものとする能力主義では、ある人の成功はその人自身の能力と努力と意志が成せるものだと認識されて、ある人の失敗はその人自身の無能さや怠惰さが原因であると認識されてしまう。結果として、能力主義社会の勝者たちは驕りを抱き、敗者のことを侮蔑するようになる。そして、能力主義のロジックを内面化した敗者たちは屈辱を感じるようになるのだ……というのが、サンデルの主張のポイントだ。 とはいえ、『実力も運のうち』という本の面白いところは、批判対象である能力主義のロジックの魅力についても、ある程度までは説明されてい

                                                                                    能力主義は魅力的である(読書メモ:『実力も運のうち』②) - 道徳的動物日記