爪切りが大嫌いな猫は多い。そんな猫の顔に着けるだけで自宅でも簡単に爪切りができる補助具が話題を呼んでいる。「ネコ目線のモノづくり」を掲げる盛岡市のペット用品販売会社「クロス・クローバー・ジャパン」(太野由佳子社長)が、目隠しするとおとなしくなる猫の習性を利用して開発した。新型コロナウイルス禍でペットを飼う人が増えたこともあり、需要が高まっているという。【湯浅聖一】 【どうぶつ園の仲間たち】ライオン 昼は木陰でゆったりゴロゴロ 商品名は「もふもふマスク」。口元の開いた布で猫の顔を覆い、接着テープで止めて装着する。直接顔に触れる内側は人間の赤ちゃんの肌着にも使われる国産ガーゼ、表面はオーガニックコットンを使用。顔の骨格にフィットさせるために立体縫製技術を駆使し、マスクがずれないようにした。 開発のきっかけは「猫が爪切りを嫌がって大暴れする。動物病院で麻酔をかけて切ってもらっているが、体への負担