サーマルリサイクル(Thermal Recycle、熱回収)とは、廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用すること。日本などで用いられる概念で「エネルギー回収」ともいう[1][2]。なお、「リサイクル」の定義や整理は地域により異なり、EUではリサイクル(recycling)とは区別してエネルギーリカバリー(energy recovery)という概念が用いられており、通常のリサイクルやエネルギーリカバリーなどをまとめた概念としてリカバリー(recovery)を用いている[1]。 資源化における概念[編集] 日本[編集] 日本では廃棄物の焼却時に発生するエネルギーを熱や蒸気などとして回収することをサーマルリサイクルといい、発電、周辺施設の暖房や温水供給などに利用されている[2]。容器包装リサイクル法で認められたガス化・油化の他、焼却熱利用、廃棄物発電、セメントキルン