膜状ミラーを利用し、現実と同じ奥行き感と視野角100度を実現するARディスプレイが開発中 VRヘッドセットは2016年にOculus RiftやHTC Viveなどすでに一般発売がされています。現実に情報を付加するAR/MRヘッドセットはウィンドウや3Dモデルを置くことで現実の幅が広がるデバイスとして注目が集まっています。日本でもこの1月よりマイクロソフトのMRデバイスHoloLensが出荷され話題となっています。 こうしたARヘッドセットの大きな課題が、輻輳調節矛盾と表示される領域である視野角が狭くなることの2つです。今回、これらの問題を膜で作られた可変焦点レンズを使うことで解決を試みる論文が発表されました。論文を発表したUNC、MPI Informatik、NVIDIA、MMCIといった大学と企業の合同研究チームは、視野角が100度あり、さらに焦点を可変できる光学系を実現したARディス