羽田空港の中にはひっそりと神社がある……。ということは結構知られていることだ。 でもこの神社、一体どんな神社で御祭神は誰なんだろう。気になった。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:江戸前オオアサリ(ホンビノス貝)を捕ってきた(デジタルリマスター) > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 広東料理の南粤美食にやってきた これまでの人生でお粥に使った総額以上のお粥を食べにやってきたのは、横浜中華街にある南粤美食(なんえつびしょく)。テレビドラマ版『孤独のグルメ』にも登場した広東料理の有名店だ。 井之頭五郎(松重豊)さんは一人で中華釜飯や海老雲呑麺を食べたそうだが、私は16人でお粥を食べる。 なんでそんな大人数なのかというと、16人以上を集めないと予約ができない特別な料理だかららしい。これが豚の丸焼きならわかるが、お粥なのが不思議である。すごく大きな鍋で大量に作らないと成り立たないお粥なのだろうか。 コロナが落ち
1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:ゆかいなドイツの冬の風物詩、クリスマスサラミ > 個人サイト words and pictures ドイツの不思議なおにぎり おにぎりはおいしい。これほどコンパクトで便利でうまいものがこの世にあるだろうか。初めておにぎりを作った人にデザイン賞をあげたいくらいだ。 日本食がまだ世界であまり知られていなかった時代は、黒い海苔が気持ち悪がられたり、変な目で見られたりしたが、食のグローバル化とともに海外でもおにぎりの知名度が上がり、人気の食べ物となってきた。 実は私が住むドイツでも、もうずいぶん前からオーガニックスーパーなどでおにぎりが売られている。 例えばこんな街中のスーパーでは テイクアウト用のスープやサラダと一緒におにぎりがずらっと並んでいる。 パッケージ
雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大賞 250回秀作発表 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター 本年最後の書き出し更新です。今年はありがたいことに連載10周年を迎え、作家有志のみなさんによる自選集も2冊上梓させていただきました。 また世間的には今年もさまざまなニュースがありましたが、個人的なトップニュースには誤送金を挙げさせてもらいたいと思います。それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご案内しましょう! 書き出し自由部門
沖縄はその温暖な気候以外に本土と異なる独特の文化があることでも知られているが、このクリスマス〜年末年始にかけての時期にもいくつか沖縄ならではの慣習がある。 以前「沖縄の旧盆の違い」についても取り上げたが、今回は沖縄らしい年末年始あるあるをご紹介しようと思う。 冬至に食べるトゥンジージューシー 二十四気のひとつである「冬至」といえば、本土ではかぼちゃを食べたりゆず湯に入る風習があるが、沖縄ではジューシーを食べる。ジューシーとは沖縄風炊き込みご飯のことで、食堂などで沖縄そばとセットで提供されたり家庭でもよく食べられている沖縄料理だ。 冬至が近づくとジューシー売り場が活気づく スーパーへ行くといくつかのメーカーのジューシーの素が並んでおり、あぐー豚入りやフーチバー(よもぎ)入りなど、味のバリエーションも楽しめる。冬至にはこのジューシーを仏前とヒヌカン(火の神)にお供えしてから家族で食べ、家族の健
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:新大阪から新神戸まで新幹線で行ってみる 「中之島図書館のカレーが素朴でいい」と友人が言っていた 先日、「大阪府立中之島図書館」に行く機会があった。「泊」「ふちがみとふなと」「Ett」といったバンドが戦前の流行歌を演奏するという音楽イベントが館内の多目的室で開催されて、それを聴きに行くためだった。 今聴いても面白みのある昔の音楽を、1904年に開館したという中之島図書館の古い建物の中で聞くのは趣があり、楽しい時間を過ごすことができた。 私は大阪に暮らし始めて8年が経つのだが、これまで中之島図書館を利用したことがなく、建物の内部を見るのは初めてのことだった。まるで神殿かと思うような重厚な作
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:キュウリウオでかっぱ巻きを作りたい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 ホンモロコはクチボソ(モツゴ)の代用魚だった 話を伺ったのは柿沼養魚場を営んでいる柿沼賢さん。この養魚場は柿沼さんの父親が1999年にオープンさせた養魚場で、当初はドジョウとナマズを食用として育て、ナマズの街として有名な埼玉県吉川市の料理屋などに卸していたが、現在はホンモロコを中心に飼育している。 そこで謎なのは、琵琶湖の固有種であるホンモロコを埼玉で育てている理由である。県内でホンモロコを買う人がたくさんいるとは思えない。わざわざ西日本まで出荷しているのだろうか。 一年振り、二度目の柿沼養魚場。 柿沼養魚場の柿沼賢さん。 「今から20年くらい前ですかね。
海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:黒ビールにアイスクリームを浮かべて富豪の気分 > 個人サイト つるんとしている 現代人に、まな板を使い捨てるという発想を もしかしたら、これまで書いた記事でうすうす伝わっているかもしれませんがおれは「家事労働としての料理」を省力化することに、ある種の執念を持っています。手が抜けるところがあればどんなことでも、なんとしてでも、手を抜きたい。 この記事とかこの記事とかこの記事とか そんなズボラな台所番のおれが自信を持っておすすめするのです。このまな板シートは本当にいいです。ありがとう。株式会社アールさん、素敵な商品をありがとう。 ラップとかアルミホイルと一緒に戸棚に入ってます シートを接写。このでこぼこテクスチャが大事 まずそもそもの話。食材を切るときに使
変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:ナニこれ?奈良市で出土した「使いみち不明なものの展示会」で出会う“わからない”という面白さ > 個人サイト 海底クラブ ウムの流れ ライターの拙攻さんと吹田の国立民族学博物館を見学した帰り、ポリネシアコーナーの展示で紹介されていた「ウム」という料理を再現してみたいという話になった。 ウムのやり方は至ってシンプルだ。 国立民族学博物館の説明によると、まず地面に穴を掘って石を並べ、上で薪を燃やして焼石にする。石がじゅうぶんに加熱されたら、バナナの葉を敷いて上に食材を並べ、その上からさらにバナナの葉をかぶせる。上からも焼石をのせ、最後に土をかぶせて熱が逃げないようにする。この状態で2時間ほど待てば、焼石の熱で食材に火が通って食べられるようになる。 要は食材を蒸し焼きに
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:北海道でシシャモが釣りたい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 キュウリウオは独特の匂いがある 北海道でシシャモを狙っていたら立派なサイズが何匹か釣れたキュウリウオ、キュウリウオ目キュウリウオ科の海水魚。産卵のときは川を遡上する。 ワカサギ、アユ、シシャモなどがキュウリウオ科の魚で、共通する独特の青臭さを持っているそうだ。 生きているキュウリウオは背中が緑色で、色的にもキュウリっぽい。 アユの場合はその香りが珍重されるが、キュウリウオは特に匂いが強いこともあり、苦手とする人もいるとか。 今回初めてキュウリウオを嗅いで見たが、確かにしっかりと匂いがする。臭いといえば臭いが、これを良い香りと感じる人もいるだろう。 その匂いの受け止
街にはときどき、不意をつくように意味不明なサインが出現する。たとえば上の写真など、もうちょっと何か書いてよと思う。 これらはたぶん、わかる人だけが分かるようにわざと情報量を落としているんだろう。一般の人がみて混乱しないように。 しかし、気がついてしまうと気になるものでもある。今回は、そういうサインをいくつか集めてしらべてみました。 ※2007年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。 暗号イントロダクション まずは暗号じゃない、ふつうの「止まれ」のサインから。 ここで止まればいいんだ、ということが誰でもわかる、大変よい書き方である。これに対して暗号的なサインは例えばこうだ。 突然の「S」。 いきなりなんじゃこりゃ、と思われたかもしれない。ちょっと引いてみよう。 というわけで、地下鉄のホームにあるサインなのでした。 言われてみれば確かにこういうのあるよね
キャンディケーン型のサラミ。欲しかったけど、ベルリンでは見つからなかった。 さて、このクリスマスサラミだが、中身はごく普通のサラミである。 クリスマスっぽい包み。 でも中身は普通のサラミ。 別にクリスマス限定のサラミなわけではなく、クリスマスっぽい包み以外にはクリスマス要素は特にない。 肉屋の SNS を見ると「チョコレートの代わりにサラミはいかが?」と言うように、ちょっとしたプレゼントなどにクリスマスサラミがおすすめされている。 せっかくなので、クリスマスサラミを誰かにプレゼントしてみよう。 意外と見つからないクリスマスサラミ いつか、スーパーで見かけたことのあるクリスマスサラミ。簡単に見つかるだろうと高を括っていたが、スーパーをはしごしまくっても見つからない。 8件のスーパーに行ったが、見つからず。チョコレートだけは山のようにある。 クリスマスサラミは廃れてしまったのか。それともそもそ
雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大賞 249回秀作発表 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター ワールドカップ盛り上がってますね!日本もがんばりました!それにしてもワールドカップのトロフィーって、なんか不気味じゃありません? 球体の下あたりにうっすら人の形が浮かんでるんですが、あれが「神の怒りによってトロフィーにされた人」みたいに見えるのは私だけでしょうか?それでは今回もめくるめく書き出しの世界へご招待しましょう! 書き出し自由部門
1984年大阪生まれ。2011~2019年までベトナムでダチョウに乗ったりドリアンを装備してました。今は沖永良部島という島にひきこもってます。(動画インタビュー) 前の記事:世界の文字でへのへのもへじ > 個人サイト AbebeTV おきのえらぶ島移住録 べとまる メッセージボトル拾ったよ 友人の名前は後藤健太。いつも「健ちゃん」と呼んでいるので、今回もそう呼びたい。 健ちゃんがメッセージボトルを拾ったのは昨年11月。まぁ、けっこう前だが、メッセージボトルを拾うという出来事の前には時事性など些末ってことで。現場を案内してもらった。 ちょうどこのへんかなー そうそう、こんな感じ! はい、健ちゃんです。 これがそのメッセージボトル(解体済み)です。 メッセージボトルを探していた訳でもなければ、ゴミ拾いをしていた訳でもない。ただただ、友人たちと浜で遊んで、さて帰ろうとしたところで自然に見つけたの
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:東京湾でワカメを採ってきた(デジタルリマスター) > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 10月7日 北海道にいけば魚がいくらでも釣れると思っていた 埼玉で生まれ育った人間からすれば、北海道の海といえば豊穣の海であり、エサのついたハリを投げさえすれば、簡単にカサゴやらカレイやらホッケやらが釣れまくるはずの憧れの聖地。 その妄想は正解でもあり、そして間違いでもあった。いくらでも釣れる場所があれば、いくらやっても釣れない場所だって北海道にもあるのだと、この旅で身をもって知ることになる。 北海道はやっぱり寒いねと言いつつ道の駅で食べるソフトクリームはおいしいな。 今回の滞在先は道東、十勝地方の広尾町に住む漁師さん宅。とりあえあずは情報収
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:フェリーの中のなぞのマーク
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:福岡・西公園の名物「今屋のハンバーガー」に支店ができたと聞いて 「瓶細工」が作られるようになるのは、ガラス瓶が広まった明治時代らしい 日本や世界の郷土玩具がこれでもかとたくさん展示されていて楽しい姫路の「日本玩具博物館」。そこに「瓶細工」というものを展示しているコーナーがあった。 こういったものです 球形のガラス瓶の中に、布で作った人形のようなものがギュウギュウに詰まっている。 そういうものが他にもいっぱいある 日本玩具博物館の館長・井上重義さんによると、びん細工は江戸時代の文政4年(1821)に長崎で作られたという作品が伝承されていますが、これらの多くはガラス瓶が一般的になった明治時
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