飼い犬に手を噛まれるとは、このことだ―。'21年を振り返り、安倍晋三元総理は怒りを噛み締めているに違いない。 【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」 「岸田さんは言うことを聞くと思っていたのに、『高市早苗幹事長・萩生田光一官房長官』の提案は蹴られ、親の代から犬猿の仲の福田達夫を総務会長にされ、さらに地元のライバル・林芳正を外相に登用された。安倍さんにとっては腸が煮え繰り返る人事の連続だった」(自民党安倍派議員) さらに岸田文雄総理は、安倍氏が盤石と信じていた「A・A」の盟友関係にまで手を突っ込んだ。岸田派の議員が語る。 「世間では岸田ブレーンは木原誠二(官房副長官)と村井英樹(総理補佐官)と言われていますが、本丸は麻生(太郎副総裁)さんなんです。麻生さんは安倍シンパだったはずなのに、最近『大宏池会も悪くねぇな』と態度を豹変させている。そこへ岸田さんが急接近