研究読本 Ver 1.7 植松 友彦@東京工業大学 uematsu@ss.titech.ac.jp 平成 13 年 7 月 3 日 東京より日本は廣い。日本より頭の中の方が廣いでせう。因われちゃ 駄目だ。(夏目漱石:三四郎) 1 研究を始めよう – 研究は楽しい 世の中には、良い文章の書き方を指導する文章読本と称する本がある。そこで、 良い研究の仕方を指導するものがあってもいいのではないかと思って記述したの が小文である。 まず、研究を始めるにあたっての心がけについて述べる。 1.1 ノートを用意しよう 研究を行なっていく途中の経過を記録できるようにノートを用意すること。も ちろん、紙に書いてそれをファイルに綴じるもよいが、このやり方ではメモを時 系列的に並べるのに手間がかかるので、なれない間は専用のノートを用意するの が便利である。また、混乱を避けるため、原則として一つ
今日のメールより。MITメディアラボによる研究。 On the Effectiveness of Aluminium Foil Helmets: An Empirical Study (アルミホイルによるヘルメットの有効性について:実証的研究) Ali Rahimi, Ben Recht , Jason Taylor , Noah Vawter 政府が衛星からの電波を使って市民を洗脳しているという疑いがある。 洗脳を回避するためには、アルミホイルで作ったヘルメットを着用し、電波が脳に達するのを遮ればよいとされている。 3種類の形状のアルミホイルヘルメットを作成し、防護作用に関する実証的研究を行った。 その結果、驚くべき事に、ヘルメットはほとんどの周波数の電波を遮る一方で、特定の周波数帯(1.2、1.5および2.6GHz付近)の電波はむしろ増幅することが判った。 さらに驚くべき事に、その特定
花粉は充分に大きくブラウン運動は観察できない ブラウン運動にまつわる誤解(ブラウンうんどうにまつわるごかい)では、日本語で記された文献などにおいてブラウン運動を説明する際しばしば「水中で花粉が不規則に動く」と記述されている事例について解説する。ブラウン運動は一般的には溶媒中の微粒子が不規則に動く現象のことを指し、その発見の経緯は「(花粉ではなく)花粉内部を満たす微粒子が水中で不規則に動くこと」であると理解されている[1][2]。科学教育者の板倉聖宣らは、分子の運動によって水中で花粉が目に見える動きを見せることは考えにくく、ブラウン運動に関する説明は大きな誤解であるとした[3]。 概要[編集] ロバート・ブラウン 1827年(1828年説も)[要出典]、イギリスの植物学者ロバート・ブラウンは、花粉を観察していた際、細かな粒子が不規則に動く現象、いわゆるブラウン運動を発見した[4]。当初[いつ
数日前に出した「オーダー記法:ちょっとしたクイズ」ですが,いろいろコメントをいただきました.ありがとうございます. たぶん聞き方が悪かったのかと思いますが「どこがまちがっているでしょう?」という問題なので,どこが間違っているのか,その箇所をピンポイントしてもらいたいのです. 例えば, いまからひらがなを五十音順で書きますがどこか違います.どこがまちがっているでしょう? 「あいうえおかなくけこ」 ならば,まちがっている箇所は「な」です.理由はそこが「き」でなくてはならないからです.(例としてかなり不適切だと思いますけど,これぐらいしか思いつかなかったので.) と,こんな感じで,どこが間違っているのかピンポイントしてもらいたいのです.1つ1つ等式や不等式を追っていったとき,どのステップの等式か不等式が間違っているのか,と.そしてどうしてなのか,と.言い方を変えると,ではどこまでは証明があってる
nakanot 曰く、 "科学論文では、その仕事に関連する文献を引用するのが通例になっていますが、 著者は実際にそれらの文献のどれだけをちゃんと読んでいるのだろう、 という問題を評価したちょっと面白い論文が昨日付けでプレプリントサーバに登録されていました。 ある文献を別の論文の引用リストから知るというのは良くあることですが、その時文献を実際に取り寄せて自分で読まず、 エントリだけを丸写しする不心得者はどれだけいるのだろうか、というわけです。 文献リストのエントリには、 著者・雑誌名・巻号・頁などの情報が含まれますが、 件の論文ではここに現れる typo の総数とその種類とから 「読まずにエントリだけ写した」事象を統計的に評価しようとしています。 つまり実際に読めば typo は修正されるはず、 同じ typo が伝播するのは丸写しのせい、という原理です。 結果、実際に読まれている文献はたっ
人名あるいは文学作品などで、「六花」と書いて「ゆき」と読ませることがあります。六角形の雪の結晶を花にたとえた、美しい表現です。 本書は雪に魅せられた殿様、下総国古河(しもうさこが)藩主・土井利位(どいとしつら)が、家老であり蘭学者の鷹見泉石(たかみせんせき)の指導を得て著した、日本初の雪の結晶の図譜です。顕微鏡を用いて観察・写生した結晶図をはじめ、結晶のできかた、雪の効用などが記されています。正続2編から成り、正編は天保3(1832)年、続編は同11年の刊行です。 利位は、大名の公務をぬって結晶の観察をすること20年余、雪が降るたびに外へ飛び出し、黒い漆器に雪をうけ、顕微鏡で検視しては結晶をスケッチしました。掲載された結晶図は総計183種。ふたつとして同じ形のない、繊細な雪の結晶の特徴がよくとらえられており、現代でも高い評価を得ています。 本書の刊行によって雪の結晶の神秘的な美しさを知っ
1+2+...+n = O(n) となることをいまから証明しますが,もちろんこれは間違っています. (真実は 1+2+...+n = n(n+1)/2 なので.) どこがまちがっているでしょう?というのがクイズです. 証明 nに関する数学的帰納法. n=1のとき,左辺は1で右辺はO(1).1=O(1)なので成立. n>1のときを考えると,1+2+...+n=(1+2+...+(n-1))+n = O(n-1)+n = O(n)+n = O(n). ここで,「1+2+...+(n-1)=O(n-1)」という帰納法の仮定を用いた. 証明終 このクイズはいろいろ示唆に富んでると思うのです.考えてみてください. (誰に向かって言ってるのか不明ですが.) 数学セミナー 2007年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2007/10/12メディア: 雑誌 クリック: 4回この商
Image NASA Goddard Space Flight Center [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons Our website has been revamped!The page or link you are looking for has moved or has been removed! Use our search feature to find what you are looking for or explore our new structure from the start.
sm837182 にヒントをもらって、地球でやってみました。 ■データ:高知大学。 ■音楽:久石譲、地獄男さん。 ■高画質にしてみました。 ■stage6に高解像版を起きました。タグ「地球ヤバイ」かキーワード「weather 2006」で検索してください。■ うpリスト [/mylist/4517160]
2007年08月25日 02:54:48 投稿 【地球ヤバイ】2004年の気象衛星画像を全部つなげてみた。日本編 ver.2 ■リクエストにお答えして。台風が10個も上陸する年でした(最高記録)。 ■見どころは1:40から ■動画にコマ落ちが多いです。気象衛星ひまわりの打ち上げに失敗して、アメリカの衛星を借りてるためです。 ■sm837182 はこの動画の元ネタです。ありがとう\(^o^)/基本的なアイディアはここから借用しました。 ■SEほか改訂。(旧版→sm895571) ■うpリスト [/mylist/4517160] 登録タグ:自然 気象 台風 気象衛星画像を全部つなげてみた。 平成最大台風が来た年 台風警報 気象庁 中国からの風当たりが強い日本 そこらへんのMADよりよっぽど楽しめる 高知大学
今の職場には Websense によるレーティング(コンテンツ・フィルタ)がかかっているのだが, 見れないページやサイトがやたら多くてこまりもの。 「J-RCOM」は前々から見れないのだが(軍事関係のページと見なされているらしい), ついに 「 P2P today ダブルスラッシュ」 も見れなくなった。 ファイル交換ソフト関連のページはダメらしい。 実は私が管理しているサイトもひとつ見れないのがある。 有用なあるいは面白いページが紹介されていて行ってみたら「ここはアダルト・ページだ」とか言われて遮断されちゃうのはしょっちゅう。 翻訳サイトも Web ページ翻訳は遮断されてしまう(抜け穴と見なされているらしい)。 あと, ただの CGI ページを「マリシャス・ページ」として遮断してたのもあったな。 基準が分からん。 権威による恐怖支配。 まぁ職場だから諦めもつくけど(それよりも Web 閲覧
http://www.ism.ac.jp/kokuminsei/index.html 統計数理研究所の調査。今年の4月に2003年度分の調査がウェブに出たらしい。「国民性」というのはきわめてプロブレマティックな言葉だが、まあ、データは一見の価値がある。日本人の科学技術に対する見方を数値で見ることができるからだ。 たとえば、 こういう意見があります。 「世の中は、だんだん科学や技術が発達して、便利になって来るが、それにつれて人間らしさがなくなって行く」 というのですが、あなたはこの意見に賛成ですか、それとも反対ですか? これに対して、賛成54%、 いちがいにいえない29%、反対13%となっている。 ところが、 こういう意見があります。 「どんなに世の中が機械化しても、人の心の豊かさ(人間らしさ)はへりはしない」 というのですが、あなたはこの意見に賛成ですか、それとも反対ですか? にたいしては
某月は学会シーズンで初めて出席したものもふくめていくつか参加した。何度も出席したことがある学会で聞いた個々の研究発表のレベルは、もちろん当たりはずれはあるものの総合的には上がっていると思う。 しかし、出席したどの学会でも、個別の研究報告ではないシンポジウムのほうはその質がてんでばらばらだった。つまり、全体として一定の水準が保証されているとはとてもいいがたい。 一般論として、以下この点を述べてみる。 一定の水準といったがこれには二つの側面がある。一つは、そのシンポジウムの個々の発表のレベルであり、もう一つは、シンポジウム全体としての整合性・かみ合わせかたのレベルである。シンポジウムという形式をとるとき、この両方においてとたんにその質が保証されなくなる。 まず、前者の個々の研究発表レベルでいうと、そのレベルでは密な仕事をだす人がシンポジウムのレベルでは非常に雑駁なレベルの発表をすることがよくあ
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