韓国の高速道路を走るバスの車載カメラが衝撃の瞬間を捉えていた。 韓国・ソウルの高速道路で、1台のバスが突然、後ろから突っ込んできた。跳ねるように車体が浮いた後、別の車に前輪が乗り上げた状態で進み続けると、中央分離帯にぶつかってようやく止まる。バスの前方を撮影した映像には、猛スピードのまま追突する様子が映っていた。バスの中では突然の衝撃に、乗客が前の座席に顔を強打した。 この事故では車6台が巻き込まれ、バスの下敷きになった車に乗っていた50代の夫婦が死亡、15人が重軽傷を負った。 韓国メディアによると、バスの50代の男性運転手は事故の前日、19時間勤務して、600キロ以上を走行。深夜に帰宅して5時間半ほど睡眠をとった後、再び出勤していた。 警察の事情聴取に対し運転手は「ぼうっとしてしまった」と話しているが、警察は、居眠り運転が事故の原因とみていて、11日午後、運行会社を家宅捜索し、適切に休憩