【読売新聞】 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、事故当日の4月23日に同船などから「船首浸水、沈んでいる」といった118番通報が寄せられていたことが、第1管区海上保安本部(小樽市)の記録から分か
船内に作業用の穴 「人が通るため」浸水拡大か―知床事故 2022年06月03日07時07分 【図解】カズワン内部のイメージ 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、船内を仕切る隔壁に船員が作業のため通る穴が人為的に開けられていたことが2日、運航会社「知床遊覧船」関係者などへの取材で分かった。この穴によって船内への浸水が拡大した可能性もあり、第1管区海上保安本部(小樽市)は事故との関連を調べている。 原因究明へ船内検証 損傷状況確認、捜査本格化―不明者発見されず・知床事故で海保 カズワンの甲板や客室の下には、船首側から、倉庫がある「船倉」、エンジンがある「機関室」、かじの近くの「舵機室」がある。同社関係者によると、各室を仕切る隔壁には、約0.8~1メートル四方の穴が開いていたという。 各室の上部には、船員が出入りするハッチがあったが、同社関係者は「毎回上り下り
被告の車「不具合なし」 鑑定の警察官―池袋暴走事故 2021年02月01日18時18分 東京・池袋で母子2人が死亡した乗用車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)の第5回公判が1日、東京地裁(下津健司裁判長)であった。事故後に被告の車を鑑定した警視庁の警察官の証人尋問が行われ、「暴走を引き起こすような不具合はなかった」と証言した。 「部品の経年劣化」主張 池袋暴走事故で弁護側―踏み間違え否定 警察官は、大破した車の前後輪を回転させてブレーキペダルを踏む実験をしたところ、ブレーキは正常に作動したと説明。車載の記録装置に残っていたデータにも、車が勝手に加速したり、ブレーキがかからなくなったりした形跡はなかったと述べた。 被告の車はブレーキランプを点灯させず暴走する様子が目撃されていたが、ランプにも異常は見つからなかったとい
歩行者らをはねてビルに突っ込んだ乗用車=千葉県船橋市本町6で2020年6月15日午前11時15分ごろ、小林多美子撮影 15日午前9時半ごろ、千葉県船橋市本町6の県道交差点で、乗用車が歩道に乗り上げてビルに衝突し、自転車と歩行者の女性2人が巻き込まれて負傷した。 【写真特集】船橋駅前のビルに乗用車が突っ込んだ事故現場 県警船橋署は、車を運転していた同市の無職の男性(82)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で調べている。男性も軽傷を負っており、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と説明しているという。 同署によると、巻き込まれた2人のうち、両脚を骨折するなどした歩行者の50代女性が意識不明の重体で、自転車の20代女性は軽傷だった。【秋丸生帆】
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、神奈川県は9日、県民の外出自粛を徹底するため、県警本部に協力を依頼し、協力が得られたと発表した。夜間の繁華街などで警察官が声掛けを行い、外出自粛要請が出ていることを県民らに伝えるという。 【写真】「買い占め、ご遠慮を」でも心配 外出自粛、生活者の当惑 黒岩祐治知事は同日、県警本部に対し「本県の緊急事態措置などについて、各種警察活動を通じ、県民に呼びかけを行うなど、特段のご配慮をお願いします」と文書で依頼。パトロールでの声掛けのほか、県警のホームページや交番だよりなどでの周知活動に協力するとしている。 黒岩知事は記者団の取材に、出歩いている人を摘発するようなことはないとした上で、「警察官が一声掛けることに大きな意味がある」と強調。「市民が恐怖感を抱くのでは」という質問には、「警察官は頼りにされている存在。声の掛け方だと思う」と説明した。
イランのハッサン・ロウハニ大統領。同国大統領府提供(2020年1月8日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / IRANIAN PRESIDENCY 【1月12日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領に対し、ウクライナ機撃墜の関係者らを処罰すると伝えた。ウクライナ大統領府が明らかにした。 ウクライナ大統領府によると、ロウハニ師はゼレンスキー氏に、「この空の惨事に関わった者全員を裁きにかける」と伝え、「わが国の兵士の過ちが招いたこの悲劇を十分に認識している」と述べ、謝罪の意を表明したという。 ゼレンスキー氏は、旅客機撃墜で死亡したウクライナ人11人の遺体送還について「1月19日まで」の実現をイラン政府に求め、ウクライナの外交官らが「補償問題の解決」に向けて工程表を
東池袋で赤信号を無視して車を暴走させ、横断歩道を渡っていた母子を死亡させたほか、男女8人と助手席の妻に重軽傷を負わせた男(88)が過失運転致死傷罪の容疑で在宅のまま書類送検された。今後の見込みは――。 なぜ逮捕がなかった? 無免許や飲酒、ひき逃げが伴わない交通死亡事故が発生した場合、運転手が現場におり、負傷していないか、負傷していても重傷でなければ、警察は現行犯逮捕し、逃走などを防ぐ。それでも、持ち時間である48時間以内に釈放し、以後は在宅のまま捜査を続けることが多い。 また、運転手が重傷を負い、救急搬送や入院治療が優先される場合、逃走などのおそれがないので、警察は現行犯逮捕を見送る。回復を待ったうえで逮捕状を得て逮捕することも可能だが、その段階で証拠の確保を遂げており、逃走のおそれもなければ、逮捕状が出ないので、逮捕を見送る。 これは、捜査や裁判のルールを定めた規則に次のような規定がある
東京・池袋で4月、暴走した乗用車に母子がはねられ死亡した事故で、警視庁交通捜査課が来週にも自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)=東京都板橋区弥生町=を書類送検する方針を固めたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。 【写真】母子死亡事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三元院長 捜査関係者によると、飯塚元院長は当初、「ブレーキをかけたが利かなかった。アクセルが戻らなかった」などと説明。車の機能検査の結果、異常は確認されず、その後、「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もある」と話した。こうした状況を踏まえ、警視庁は運転操作ミスが事故原因と結論付けたという。 事故は4月19日に豊島区東池袋の都道で発生。自転車に乗った近所の松永真菜さん=当時(31)=と長女の莉子ちゃん=同(3)=が死亡、男女8人と妻が重軽傷を負った。
東京・池袋で乗用車が暴走し母子2人が死亡した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)が手足の震えや筋肉のこわばりが起きる「パーキンソン症候群」に罹患していた疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は加齢による身体機能の衰えや認知症など別の病気の有無も調べ、運転操作への影響について詰めの捜査を進めている。 「絶望感増し 生き地獄」 池袋暴走事故1カ月で遺族 19日で事故から半年。警視庁は早ければ年内にも自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検する方針。 捜査関係者によると、飯塚元院長は片脚の具合が悪く通院していた。パーキンソン症候群と似た症状もあり、医師は「運転は許可できない」と伝えていた。事故後には別の医師が、パーキンソン症候群の疑いがあると判断した。 飯塚元院長はこれまでの聴取に「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性も考えられる」などと
18日午前10時35分ごろ、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオから煙が上がっていると、複数の近所の人たちから119番通報があった。市消防局によると、少なくとも死亡1人、心肺停止12人、重症10人、中等症6人、軽症20人が出ている。京都府警によると、数人が死亡しているとの情報があり、確認を進めている。 【写真】煙を上げて燃える京都アニメーションの建物 建物は3階建て(延べ約700平方メートル)で1階付近から煙が出ており、ほかに取り残されている人がいるとの情報もある。ほぼ全焼したという。 京都府警は、ガソリンのような液体をまいた男(41)を確保した。男もけがをしており、病院に運ばれた。男は「1階で液体をまいて火をつけた」と話しているといい、放火事件とみて捜査している。出火当時、建物内では70人以上が働いていたという。現場には複数の刃物が落ちていたが、男の
東京・池袋で母子2人が死亡した交通事故で、暴走した車を運転していた87歳の男性を「逮捕しろ」という声が、ネット上では今なお止まない。 発生直後は、男性自身もケガをして入院したので、現行犯逮捕できる状況ではなかった。退院後、警察は任意で聴取を始めている。逮捕されていなくても、被疑者としての取り調べであることは疑いようもない。 年齢や退院時のおぼつかない足取りなどを見ても、逃亡のおそれはまずないという判断が間違っているとは思えない。また、警察はすでに現場検証を行い、関連車両のドライブレコーダーや周囲の監視カメラ映像などを集めるなど、さまざまな客観的証拠や目撃証言などを収集しているはずだから、罪証隠滅の恐れも低いと判断したのも、間違ってはいないだろう。 逮捕は懲罰の先取りではない そもそも逮捕は、被疑者が逃げたり証拠を隠滅したりして、適正な捜査・立件の妨げになることを防ぐためのもので、懲罰の先取
4月19日に発生し、12人が死傷した東京・池袋の暴走事故から5日間で、読売新聞は読者から100件近いご意見を頂戴しました。その大部分は、事故の加害者である「旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長」の表記に関するご指摘でした。 なぜ「飯塚幸三容疑者」ではないのか? 最も多かったのはこうしたご質問でした。「2人も殺しているのだから容疑者ではないか」「(加害者が)入院して逮捕されていないからといって、この人がやったことに間違いないではないか」。このような内容です。 ちょっと回り道をしますが、読売新聞に「容疑者」が登場したのは30年前です。それまでは逮捕された人(法律用語では被疑者といいます)は呼び捨て、刑事裁判中の人には「被告」を付けていました。 1989年12月1日の読売新聞は<呼び捨てをやめます>と宣言し、容疑者を使い始めました。<刑事裁判の被告人に「被告」を付けながら、捜査中の被疑者を呼び捨
花火大会後に業者が「大量の土のう」を投棄...ビーチの岩場になんと90袋超 『ゴミはゴミを呼ぶんや!』と市民は怒り 直撃取材に業者は『本当、軽い気持ちで...』
東証1部上場で橋などを製造する「駒井ハルテック」(東京都台東区)の和歌山工場で2017年2月、倒れてきた大型部材の下敷きになり亡くなった男性社員の遺族が、会社や工場長らを相手取り1億915万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。 提訴は2月20日付で、命日から2年の節目。母の山本美保さんは21日、東京・霞が関の厚生労働省で開いた会見で「裁判という場ですべての真実を明らかにするため、息子の命日に提訴することにした。命はひとつ。労働者の命を軽視しないで」と訴えた。 ●手順書守っていれば発生しない事故 死亡したのは山本慎也さん(当時22)。訴状などによると、慎也さんは2017年2月6日朝、橋の組み立て作業中に倒れてきた部材(大型リブ、重さ約500キロ)の下敷きになった。頸椎と脳幹部を損傷し、病院に搬送されたが、15日後に亡くなった。 本来は手順書(社内規定)に定めているとおり、部材をクレーンで
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