ブックマーク / agora-web.jp (3)

  • 新型コロナウイルス「抗体検査キット」の誤解は感染爆発を起こし得る(特別寄稿)

    新型コロナウイルスのPCR検査件数が不十分と言われる中、一部で診断の「救世主」として注目を集めているのが、抗体検査の簡易キットだ。 しかしこの検査は、特性を理解せずやみくもに使用すれば、社会混乱を増幅させるだけでなく感染爆発リスクを上げることにもなりかねない。そのことが世間ではまだ十分理解されていないと感じている。 稿では抗体検査と簡易キットのよくある誤解について解説し、検査法の限界と可能性を述べる。 抗体検査簡易キットとは 抗体検査の簡易キットは図1に示す通り、少量の血液を載せるだけで抗体陽性かどうかが判定できるものだ(図1)。自分で血液を取ることさえできれば自宅でも検査可能であり、また1キット数千円という安価で入手可能である。日国内でも研究用の簡易キットが既に市販されている。 英国ではこの簡易検査キットを一般家庭に配り、自己隔離の指標としてもらう方策も打ち出されているようだ(3月

    新型コロナウイルス「抗体検査キット」の誤解は感染爆発を起こし得る(特別寄稿)
  • 『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える①

    百田尚樹氏が昨年11月に出した『日国紀』は現在8刷60万部に達したらしい。だが売り上げ絶好調の反面、『日国紀』への批判は少なくない。かくいう私も朝日新聞で連載しているコラムで『日国紀』の問題点を指摘した(リンク先全文は有料会員のみ)。 ・百田氏新作、過激と言うよりは ・通説と思いつきの同列やめて ・足利義政のイメージは当か ・誤解生む「日文化」の絶賛 一連の批判に対し、『日国紀』著者の百田氏や担当編集者の有香氏は「嫉妬」「暇人」「揚げ足取り」などと揶揄する程度で格的な反論は行っていない。しかし先日、『日国紀』の監修者の一人である久野潤氏が『日国紀』批判への反論を行った。 百田尚樹『日国紀』をコンナヒトタチに批判されたくない(iRONNA) この記事の中で私も名指しで反論されているので、久野氏の反論に応答したい。 校閲は結果が全て 『日国紀』は刊行直後から事実誤認や記

    『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える①
  • 感情を捨て、冷静な議論をしよう : アゴラ - ライブドアブログ

    社会・一般 感情を捨て、冷静な議論をしよう 私の専門は数学である。数学の世界では、感情の入り込む余地がないので、感情を排して冷静な判断をすることは得意だ。しかし、その反面、はっきりものを言いすぎるかもしれない。   しかし、我々は、今こそ感情を排した議論をすべきではないだろうか。 物議を醸した巻頭言 私は、自らのはっきりした物言いで物議を醸したことがある。 10年以上前のことになるが、私は、ある数学関係の雑誌の巻頭言を頼まれて「人類と自然淘汰」という題名の文章を書いたことがある。その内容は、「人類には天敵がいないので自然淘汰に晒されておらず、遺伝的に弱くなる心配がある。このままでは危ないのではないか」というものだった。つまり、医学の進歩で、乳幼児の死亡率は低く、人間の場合、生まれた子供は、余程のことがない限り、成人するが、これは生物学的に異常なことであり、弊害が生じるのではないか。

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