「JK広報室」の名称変更を求め記者会見する樫村愛子・愛知大教授(右)と豊田八千代元市議(中央)ら=豊橋市役所で2016年6月3日、吉富裕倫撮影 愛知県豊橋市が今年の市制110周年記念事業の広報活動を強化するため募集を始めた女子高校生(JK)による「JK広報室」の設置に対し、市役所内外からとまどいや批判の声が広がっている。元同市教育委員の樫村愛子・愛知大教授ら有志の女性20人は3日、不快感を表明し佐原光一市長あてに名称変更などを求める申し入れ書を提出した。 申し入れ書は「『JK』という表現は性産業で男性の客寄せに使われており、未来ある女子高校生に対して社会的な誤解を招きかねない」と述べた。「若年女性の貧困や性的搾取が社会問題となる中、男女共同参画の視点をもつ必要がある」として、市の男女共同参画担当部署との連携なども求めた。