既に色々な方が述べていますが、疑似科学信奉者は、立証責任を転嫁する傾向が非常に強いと見られています。 有名なところでは、疑似科学批判者として知られるアメリカの心理学者、テレンス・ハインズ博士は、疑似科学信奉者の特徴として、検証を拒否することと、立証責任を転嫁することを挙げています。 具体的に言うと、「○○(疑似科学)が正しいと証明しろ」との批判を受けると、「○○が間違っていると証明しろ」と反論するわけです。 これは一見正論のようですが、本来自分が行うべき検証を批判者に転嫁しているわけで、非常に無責任かつ不誠実な態度です。 そもそも、根拠となる検証を批判者に押し付けている時点で、自分の主張には何の根拠もないことを認めているも同然です。 山形大学准教授の天羽優子氏は、以下のように述べています(抜粋)。 「自ら立証責任を果たさないニセ科学は、科学の世界では却下」 科学では、常に、新規なことを主張
ビールの原料のホップに多く含まれる「プレニル化フラボノイド」が、寝たきりの原因になる筋肉の老化を抑えるとの研究結果を徳島大の寺尾純二教授(食品機能学)のチームがまとめ、20日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。今回の動物実験の結果をヒトにあてはめると、筋肉の老化を防ぐにはホップの乾燥粉末では毎日1キログラム、ビールに換算すると83リットル~2万リットルと大量に摂取する必要がある。寺尾教
セルビアのノビサド(Novi Sad)で開催された音楽祭「EXIT」で熱狂する来場者(2011年7月8日撮影)。(c)AFP/ANDREJ ISAKOVIC 【7月28日 AFP】「最近の音楽はうるさくて、オリジナル性がない」と愚痴をこぼす親世代は、あながち間違ってはいないかもしれない。 英科学誌ネイチャー(Nature)系列のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に26日付で掲載された研究では、1955年から2010年までに世界中で作られたロック、ポップ、ヒップホップ、メタル、エレクトロニックなどさまざまなジャンルの音楽から選んだ50万近くの曲をコンピューターで分析した。その結果、音量レベルが常に上がり続けている一方で、コード進行やメロディーの多様性は過去50年間で一貫して減少を続けていたという。 論文を執筆したスペイン科学研究高等会議
遠く離れた関係を知らせる粒子 Particles Announce Their Long-Distance Relationship Julian Hofmannらは、20メートル離れた2つの原子の量子もつれを実証し、原子が量子もつれ状態で あることを知らせる方法を開発した。この偉業は、量子もつれの研究と量子計算や通信ネットワーク等の 実用化の発展に向けた大きな一歩である。 量子もつれは、2つの粒子の量子特性に高い相関性があると、それらの粒子が離れていても、一方の 量子状態を測定したときにもう一方の粒子の量子状態が変化するという「不気味な遠隔作用」としても 知られている。しかし、量子もつれを実用化するには、量子もつれ状態が最初に発生するのがいつ なのかを知る必要がある。 この「量子もつれの前兆」を作り出すため、Hofmannらは2個の単一ルビジウム原子を20メートル離れた 実験室でそれぞれ
と題した先月末(6/29)のEconomist's Viewエントリで、Mark Thomaが3つのブログエントリを紹介している。 一つは、ブログを書いたりマスコミにコメントしたりする経済学者を見下すような態度を取る高位の経済学者への不満をぶちまけたブライアン・カプランのエントリ。彼らは、間違いなく正しいと言えない主張を展開するくらいならば黙っていろ、という態度を取るが、そういう自分たちも政権に入ったら同じようなこと(あるいはもっとひどいこと)を言っているではないか、とカプランは批判する。またカプランは、間違いなく正しいといえる主張は、そもそもベイズ則からして有り得ない*1、として次のように述べている: High-status economists' disdain for popularizing is baseless. Once you understand Bayes' Rule,
モバイルゲーム 物凄い勢いで勃興したモバイルゲーム業界は、いろいろな課題や問題に直面しながらも巨大化し、今日の時点でのスマートフォン向けゲームの市場へと継承されていきます。 モバイルゲームの歴史 2001 Javaアプリと3Dゲームの登場 Javaが利用できるようになったことにより、ダウンロード型のゲームが供給できるようになりました。 2002 携帯電話端末の大容量化・3D化競争 Java搭載携帯電話端末が登場してからごく僅か1年の間に、アプリのサイズに関しては10倍に広大化し、表現方法も2Dから3Dにシフトし始めました。J-PHONEは『ゼビウス』や『スペースハリアー』などといった昔のアーケードゲームを、ドコモはSIMCITYなどパソコンで世界的規模のヒットを飛ばしたゲームを主力商品としていました。 2003 モバイルゲームの一般化 メモリの制限が厳しいJava仮想マシン上ではなく、OS
広島国際大学の田中秀樹教授(精神生理学)らが大学生を使って実験したところ、腹式呼吸のほうが効果的という結果が出た。29日に横浜市で開かれる日本睡眠学会で発表する。 田中教授らは、眠くない状態の大学生14人を昼間に眠らせる実験を行った。それぞれの学生について、羊を数えることと、鼻から吸った空気を口から吐く腹式呼吸の2通りで実験した。 その結果、まどろんだ際に出る脳波が表れるまでの平均時間は、羊を数えたときは14分4秒。それに対し、腹式呼吸は9分32秒と短かった。実験を行った20分の間に3分以上継続する眠りまで至ったのは、羊を数えた場合の5人に対して腹式呼吸は9人と約2倍だった。 田中教授は、英語なら、「シープ(羊)」という発音を繰り返せば自然に腹式呼吸になることもあるが、日本語の「ひつじ」だとそうはならないと指摘。「日本人には単調な雨音やせせらぎ、電車に揺られる音を聞く方が効果的ではないか」
サイデルが手がけるNYやロンドンの個性派ホテル 新世代の個性派ホテルとして注目されているサイデル・グループ。同グループが運営する都市型のホテルはビジネス客のすべてのニーズに応じることがコンセプト。その充実度は自給自足の島に例えられるほどだ。ニューヨーク、ワシントン、ロンドンにある各ホテルを紹介。
理化学研究所(理研)は6月21日、バーチャルリアリティ(VR)に用いられてきた技術を応用し、あらかじめ用意された「過去」の世界を「現実」と差し替え、被験者に過去を現実と区別なく体験させる実験装置「代替現実システム(Substitutional Reality System:SRシステム)」を開発したと発表した。 成果は、理研 脳科学総合研究センター 適応知性研究チームの藤井直敬チームリーダーと、脇坂崇平研究員、鈴木啓介研究員(現イギリス サセックス大学研究員)らの研究グループによるもの。 研究の詳細な内容は、ネイチャー・パブリッシング・グループのオンラインジャーナル「Scientific Reports」(6月21日号)に掲載された。なお、8月24~26日の間に日本科学未来館において、SRシステムを用いた「MIRAGE」というパフォーマンスアートの公演を予定している。 目の前に広がる風景や
我こそは「強い精神力」を持っているというみなさん、ぜひこの問題に挑戦して頂きたい。 「脳研究のいい例を紹介しましょう。もしあなたがこれを読めたなら、それはあなたが強い精神力を持っていることを意味します」というメッセージと共に紹介されているこの暗号問題には、数字とアルファベットが羅列されており、多くの人が解読するため必死に頭を働かせている。 そして以下が、多くの人を悩ませているその暗号である。 7H15 M3554G3 53RV35 7O PR0V3 H0W 0UR M1ND5 C4N D0 4M4Z1NG 7H1NG5! 1MPR3551V3 7H1NG5! 1N 7H3 B3G1NN1NG 17 WA5 H4RD BU7 N0W, 0N 7H15 LIN3 Y0UR M1ND 1S R34D1NG 17 4U70M471C4LLY W17H0U7 3V3N 7H1NK1NG 4B0U7
池田信夫さん、いいこと書いてる*1。 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51761854.html また、ここで引用されている「科学の曖昧さや不確かさに対する皮膚感覚の欠如が、理系に対する文系、専門家に対する市民、原発現場に対する東電本社、電力会社に対する規制当局や投資家など、様々なレベルで生じたことが、今般の原発危機の原因や対応、除染などの極端な反応の背後にあった。」という齊藤誠さん(先生?)という方のtweetには、もちろん全体として3月からずっと感じていたことではあるけれど、きれいな文章で表されたなと思った。「皮膚感覚の欠如」かあ、と。「欠如モデル」という言葉が一時期話題になっていたことがあったと思うけど、欠如しているのが知識ではなく皮膚感覚ならばなにか対処のしようがありそうなものだ。 http://twitter.com/#!/mako
フォースきた! CERNが本日午後10時よりヒッグス粒子緊急記者会見をネット生中継!(動画あり)2011.12.13 12:00 satomi 事実なら相対性理論以来の大ニュース! 世界中の物理学者が半世紀近く探し求めてきた神の粒子「ヒッグス粒子(Higgs boson)」の存在を示す証拠を既に掴んだ可能性が高まり、欧州原子核共同研究機構(CERN)が日本時間13日午後10時より緊急記者会見を開きます。スターウォーズのフォースがついにその姿を現すのか!? 来週にはヒッグス粒子を「初めて垣間見る」ことができるだろうと、CERN原子核共同研究機構の高名な研究者は英BBCに(7日までに)語った。 会見では大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)のチームが研究成果を報告し、ヒッグス粒子の存在を示す10の候補を紹介するようです。LHCのATLAS検出器とCMS検
TwitterとかFacebookで書いたものについて、ブログでも公開することにした。 第一弾は、「欠如モデル」と「欠如モデル批判」について。 とある原稿で「欠如モデル」について書くので、その下書きというかメモ。 (4月にFacebookに書いたもののコピーです。あしからず。。。) 一気に書きなぐった文章なので、まだ文章が硬すぎる・すっきりしない・分かりにくい。。。orz またちょっと長いので、もうちょっとシンプルにかつ短くまとめないといけないけれど、そのあたりはご容赦ください。 あくまでメモということで。 - 欠如モデル 「欠如モデル(Deficit model)」とは、一般の人々が科学技術を受容しないことの原因は、科学的知識の欠如にあるとして、専門家が人々に知識を与え続けることで、一般の人々の科学受容や肯定度が上昇するという考え方を指す。このような考え方は、1980年代までの「科学の公
光のエネルギーを99%以上吸収してしまう、石炭より黒い惑星を米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究者らが発見した。 惑星の大気に光の吸収を促す物質が存在するとみられるが、それだけではこの黒さを説明できず、大きな謎として話題を呼んでいる。英国王立天文学会がホームページで発表した。 「黒い惑星」は木星ほどの大きさ。地球から、りゅう座の方向に750光年離れた恒星のそばを回っている。科学者らが、米ケプラー衛星が観測した光の反射率データを調べたところ、ほとんど光を反射しない「黒い惑星」を見つけた。 恒星の光を吸収しているため、惑星の大気の温度は1000度以上に達し、吸収熱で表面はわずかに赤みを帯びている可能性もある。大気には、光を吸収しやすいナトリウム、酸化チタンなどがあるとみられる。
2011年08月13日11:12 意外と科学的に解明されていない現象 80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/05/16(日) 13:10:59.46 ID:G8eV9Udh0 自転車が倒れず走れる理由 82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/05/16(日) 13:12:01.63 ID:YMBF8uV70 >>80 ジャイロ効果 回転しているものはその回転が速くなるほど安定する 自転車が片側に傾くとそれとは逆方向に力が発生する http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャイロ効果 ジャイロ効果(ジャイロこうか)とは、一般には物体が自転運動をすると(自転が高速なほど)姿勢を乱されにくくなる現象を指す。 学術的には、自転回転する物体について次の性質を指す。 1.外部からモーメントが加わって
日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10カ月間落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。 引き抜き作業は当初、23日午後2時ごろから始まる予定だったが、準備作業がはかどらず、実際に始まったのは7時間近く遅れた午後8時50分だった。 落下していた「炉内中継装置」(直径46センチ、長さ12メートル)は衝撃で変形していたため、引っかかっていた炉開口部のさやの部分と一緒に、天井にある大型クレーンでつり上げた。装置等は約8時間かけ、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器「簡易キャスク」(直径1.4メートル、最大長16メートル)に直接、収納された。
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