米国ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのルカ・リッチ氏が率いる研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて年齢およそ1億歳の若い星HD 107146を取り巻く塵の円盤(デブリ円盤)を観測しました。その結果、円盤の外縁部にミリメートルサイズの塵が大量に存在していることを発見しました。その場所は中心星から130億km(太陽から海王星までの距離の約3倍)にも達します。この塵は、小さな天体が衝突して冥王星サイズの天体(微惑星)が作られる際にまき散らされたものではないかと研究グループは考えています。 画像をダウンロード (665KB / JPEG) 画像1. HD107146の周囲のデブリ円盤の想像図。冥王星サイズの天体が周囲の小さい天体と衝突し、塵をまき散らしている様子が描かれています。 Credit: A. Angelich (NRAO/AUI/NSF) 若い星の周囲に見られるデブリ円盤は、惑星形