鹿児島県のスポーツ強豪校「神村学園」高等部が兵庫県淡路市に開設した通信制教育サポート施設「淡路島学習センター」で必要な学習指導が放置されていた問題で、センター側がSNS(会員制交流サイト)上で中学3年生を高校1年のサッカー部員と紹介し、練習や資金集めなどにも参加させていた疑いのあることが7日、関係者への取材で分かった。中3生は在籍する同市内の中学校にも通っていなかった。センター側のずさんな運営が背景にあったとみられ、市教育委員会も中学生のセンターでの活動実態を調査する方針。(神戸総局取材班) 淡路島学習センターは、神村学園高等部の単位制・広域通信制課程が地元業者と提携し、昨年4月に開設した全寮制の教育サポート施設。高校の勉強との両立でプロサッカー選手を目指すとうたい、新入生22人が入学した。 ところが、卒業に必要な学習指導が放置され、食事の質も量も不十分だったなどとして、昨年8月末までに1