中国・杭州市で開催されているアジア競技大会は、アジア版五輪とも呼ばれる総合競技大会だ。陸上競技や水泳競技、サッカー、バスケットボールなど五輪同様に様々な競技が同時に行われている。五輪と違うのは、参加地域がアジアに限定されるだけではなく、五輪では採用されていない競技や種目があるのも特徴だ。その一つに「カバディ」がある。 90年の正式競技採用以来、競技発祥国のインドが無敵を誇って来たが、前回2018年ジャカルタ大会で韓国に敗れる波乱があり、イランが初優勝。現状、インドとイランが2強を形成している。過去の大会では、パキスタンやバングラデシュ、スリランカといったインドの隣国が上位に入っており、南インド勢が強い。世界選手権の開催が不定期のため、アジア競技大会は、カバディ界最高峰の栄誉を誇る。 強国から脱落した日本、部活と漫画で盛り返し 日本は、2010年広州大会で銅メダルを獲得。ほかに3度、3位決定