自民党の憲法改正推進本部(船田元本部長)は28日、憲法改正の必要性を訴えるため、マンガ「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」(64ページ)をつくった。自民は2年以内に憲法改正の賛否を問う国民投票を行いたい考えで、より多くの人に気軽に読んでもらって、理解を広めていく狙いがある。 マンガでは、家族5人の一家のやりとりを通じ、改正すべき内容や国民投票の手続きを説明。国会で憲法改正を発議するには、衆参両院で3分の2以上の賛成が必要なことについて、家族が「不可能とは言わないがかなり難しい関門」「日本は世界でも相当改正しにくい」などと話し合っている。 5万部作製し、党所属の国会議員や地方議員を通じて配布する。船田氏は記者団に「我々の目指す憲法改正の理解が広がることを期待する」と話し、とくに子育て中の主婦らをターゲットにしているという。 マンガやキャラクターを使って、憲法問題をアピールする政党は自民だけ