新型コロナウイルスの感染対策と並び、SNSの誹謗中傷が東京オリンピックの大きな問題になっている。複数の日本人選手がTwitterやインスタグラムのコメントやDM(ダイレクトメッセージ)で中傷を受けていることを明かしたが、その中には海外からの攻撃も少なくない。 特に卓球の水谷隼、伊藤美誠両選手、体操の橋本大輝選手は中国のSNSでトレンド入りするほど誹謗中傷の対象となっており、対戦相手の中国人選手が自制を求めても収まらない。何が起きているのか。 日本選手がたびたびトレンド入り 中国国民はスポーツの国際大会への関心が高い。自国が出場していないサッカーW杯すらお祭り騒ぎになり、2018年のロシア大会は中国企業の広告が会場を埋め尽くした。 五輪に対する熱狂ぶりは言うまでもなく、東京大会開幕以来、メディアは金メダルの数に一喜一憂し、中国版Twitter「ウェイボー(微博)」のトレンド上位10トピックの