衆院の解散が迫り、当選2回の自民党議員のうち、不祥事で注目を浴びた一部若手たちが、去就をめぐって崖っぷちに立たされている。「魔の2回生」と揶揄される中、離党者を含めた大半は再選を目指すが、有権者からは批判の声も上がる。自民も離党者の選挙区に対立候補を立てる見込みで、3選への道のりは厳しい。 ■有望株が刺客か 「恥をさらして生きていくことが、償いにも責任を取ることにもつながる」 元秘書への暴行・暴言問題で自民党を離党した2回生の一人、豊田真由子氏(42)=埼玉4区=は18日の地元後援会向け説明会で、今後も政治活動を続ける意向を示した。厳しい声もあったが、支援を続けることで一致した。 埼玉県警は傷害容疑などで捜査を進めており、捜査の行方次第では選挙どころではなくなる。豊田氏は「禁錮以上の刑になるとは考えていない」と強気の姿勢だが、会場近くでは有権者らが豊田氏の暴言内容さながら「違うだろ!」の声