京都大など4大学で入試問題の一部が試験中にインターネット上に投稿された問題。韓国でもかつて、不正受験が社会問題化した。2004年の全国一斉の大学入試で、携帯メールを使った組織ぐるみの不正が南部の光州市で発覚。優秀な複数の受験生に自分の答えを送信させ、外にいる協力者が最も多い答えを「正解」として顧客の受験生らに知らせる手口だった。 その後の捜査でソウルなどでも類似の不正や替え玉受験が判明。関与した300人以上の受験生の受験そのものを無効とする措置がとられた。 これを受け、韓国政府は05年3月、試験場への携帯やデジタルカメラなどの持ち込みを禁止する対応策を発表した。最近では試験官2人が小型の探知機を持って不審者をチェックしている。法改正にも踏み切り、単純な持ち込みは「無効」、悪質な不正受験がわかった場合は翌年の受験資格の停止を決めた。しかし法改正後もうっかりミスを含めて毎年三十数件の携帯電