神戸連続児童殺傷事件を起こした男性(32)が「元少年A」の筆名で手記を出版することが、ネット上で論議になっている。印税を被害者側に支払うのかという疑問も多いが、出版社側は、「意向は聞いていないが、著者が考えるはず」だと説明している。 女性殺害、名大女子学生の残忍犯好き ツイッターに「酒鬼薔薇聖斗」、麻原彰晃、加藤智大らの名前が... 「1997年6月28日。僕は、僕ではなくなった」。男性が2015年6月11日に出版する手記「絶歌」(太田出版刊)は、こんなフレーズから始まっている。 ■遺族ら被害者側には事前連絡がなかった 男性は、14歳の中学生だった当時、「酒鬼薔薇聖斗」を名乗り、神戸市内で小6男児と小4女児を殺害し、ほかに児童3人に重軽傷を負わせた。男児の生首を校門前に置くという異常な事件は、社会に大きな衝撃を与えた。 男性は、「僕ではなくなった」理由として、もはや血の通った「人間