人生の晴れ舞台、それが結婚式だ。「結婚には後悔しているが、式だけはもう一度挙げたい」と言う人がいるほど、劇中の主役になる特別な一日。大阪のあるカップルも、そんなすてきな思い出をつくるはずだった。ところが当日の式運営をめぐって、会場となったホテルと大きなトラブルに発展した。招待客多数の〝ハデ婚〟だったためか、予定時間を2時間も超過し延長料金が発生。新郎新婦側がホテル側の不手際を主張して支払いを拒否したため、ホテル側は計約790万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。一方の新郎新婦側は「ブーケやプチギフトがきちんと用意されていなかった」と徹底抗戦の構え。「華燭の典」にケチをつけたのは一体どっち!? 料金800万円超 結婚式の会場となったのは大阪市中心部のあるホテル。訴状をもとにトラブルの経過をたどってみよう。 式があったのは3月の吉日。招待客は実に175人に及び、挙式、披露宴をはじめ、