【ロンドン=星野真三雄】英国政府は21日、英南西部ヒンクリーポイントに新たな原子力発電所を建設することで、仏電力公社(EDF)と仏原子力大手アレバ、中国の電力2社と合意した。英国での原発建設は、1988年に建設が始まり95年に完成した「サイズウェルB」以来で、新設は25年ぶり。英原発に中国企業が参入するのは初めて。 英政府やEDFによると、アレバの欧州加圧水型炉(EPR)2基を建設する計画で、総事業費は160億ポンド(約2兆5千億円)。EDFが45~50%、中国広核集団(CGN)と中国核工業集団(CNNC)が計30~40%、アレバが10%出資する。契約期間は35年間で、2023年の発電開始をめざす。