埼玉県川口市立中学3年の男子生徒(15)がいじめを受け不登校になった問題で、男子生徒は所属するサッカー部内でのいじめに加え、当時サッカー部で顧問をしていた男性教諭(50)から体罰を受けていたことが母親への取材で分かった。母親の訴えで教諭は体罰を認め、同市教育委員会は今年3月、教諭を文書訓告処分とした。教諭は翌4月、市内の別の中学に異動した。【鴇沢哲雄】 生徒の母親によると、教諭の体罰が発覚したのは昨年11月。母親が相談していた弁護士が、生徒にいじめの内容などを確認したところ、昨年5月から9月までに何度か体罰を受けたと打ち明けた。