天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)の男性僧侶(40)が20代の修行僧ら3人に暴力をふるい、厳重注意を受けていたことが9日、寺への取材でわかった。修行僧は殴られて鼓膜が破れるけが。僧侶は寺側の調査に暴行を認め、謝罪したという。 延暦寺によると、僧侶は宿泊・研修施設の延暦寺会館副館長。大規模な法要が営まれた4月9日夜、会館内で修行僧とやりとりをしていて激怒し、頭部を数回殴って鼓膜が破れた。翌10日には別の20代僧侶を殴ってけがをさせ、2月には30代僧侶の袈裟(けさ)を破って転倒させたという。 延暦寺は刑事告発しない方針。「厳粛に受け止め、伝統の名誉と信頼の回復に努めます」としている。
サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカで11日夕、建設用クレーンが倒れて「大モスク」を直撃した。AP通信などによると、モスク内にいた礼拝者ら少なくとも107人が死亡、230人以上がけがをした。 クレーンはアーム部分が大モスクの天井に落下する形になり、金曜礼拝後に残っていた人々が犠牲になったとみられる。メッカは異例の大雨と強風に見舞われており、クレーンはその影響で倒れた可能性がある。 大モスクは巡礼者がめざすカー… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
千葉県内の神社に油のような液体をかけた疑いが強まったとして、千葉県警が建造物損壊容疑で逮捕状を取った米国在住の日本人医師の男(52)が、被害のあった時期に、県内でレンタカーを借りていたことが捜査関係者などへの取材で分かった。県警は、防犯カメラの映像やレンタカーの記録などからこの男が関与した疑いが強いとみている。 捜査関係者などによると、男は米国在住でキリスト教系を標榜(ひょうぼう)する宗教団体の創立者。日本に滞在していた3月25日に県内のレンタカー業者で乗用車を借り、翌日に返した。 千葉県内では、香取神宮(香取市)と成田山新勝寺(成田市)が、それぞれ油のような液体をかけられる被害に遭っている。このうち香取神宮は3月26日朝、拝殿の階段に液体がかけられた跡を職員が見つけた。前日には、被害は確認されていない。警察によると、国指定重要文化財の楼門のほか、さい銭箱など十数カ所に液体がかけられた跡が
奈良や京都、千葉の寺社などに油のような液体がまかれた事件に絡み、米国在住で東京都内に拠点があるキリスト教系の宗教団体幹部(52)が各地で油をまいたことを認める発言をしていたことが関係者への取材でわかった。千葉県警は、この幹部が県内で油をかけた疑いが強まったとして、建造物損壊容疑で逮捕状を取った。奈良県警と京都府警も幹部が一連の事件に関与したとみて慎重に調べる方針。 捜査関係者によると、この男性幹部は3月下旬、千葉県香取市の香取神宮の建造物に液体をかけた疑いが持たれている。防犯カメラに液体を投げつける姿が映っていたという。 関係者によると、この男性幹部は東京都出身で2013年に教団を設立。遅くとも同年夏ごろから中国地方の城や神社、九州地方の神社で「お清め」と称して油をまいたことを信者向けの集会で証言。「日本の寺社を油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」などと語ったという。この教団には東
生後4カ月の男児に自らが提唱する独自の施術をして死亡させたとして、大阪府警は4日、新潟県上越市のNPO法人「子育て支援ひろばキッズスタディオン」の理事長、姫川尚美(なおみ)容疑者(57)を業務上過失致死容疑で逮捕した。 新潟県県民生活課や法人のホームページなどによると、法人の設立は2003年2月。大阪市淀川区と東京都豊島区にも事務所を構え、「乳幼児の背筋をまっすぐにして血流を増やすことで免疫力を高める」などとうたい、体を揺さぶる「ズンズン運動」と称する施術や、首を90度ほどそらせる施術を1回5千~1万円程度でしていた。 府警捜査1課によると、姫川容疑者は昨年6月2日、心拍に影響を与える危険性を認識しながら、施術を差し控える注意義務を怠り、大阪市淀川区の事務所で神戸市の生後4カ月の男児に施術し、6日後に低酸素脳症による多臓器不全で死亡させた疑いがある。 府警は、同席していた男児の母… こちら
【北京=林望】「世界が終わる」とのデマをあおっているとして、中国当局が宗教集団「全能神」への取り締まりを強めている。19日までに500人を超す教団関係者の身柄を拘束した。共産党を「赤い竜」と呼び、「絶滅」させる決戦を呼びかけているといい、警戒している。 国営新華社通信などによると、13日に摘発を始めた青海省で身柄の拘束が400人に達したほか、福建、広東、四川、湖北、江蘇などで計100人を超えた。 教団は「今月21日に世界が終わる」とふれ回っているといい、メディアも相次いで特集を組んで打ち消しを図っている。新華社は、河南省の農村で刃物を持った男が小学校に乱入し23人の児童に切りつけた14日の事件について長文の記事を配信した。男が「死ぬ前に、生きた証しを残したかった」と供述したとし、全能神の終末思想に洗脳されていたと伝えた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です
関連トピックスクリスマス 「私は指名手配されている。すごく大きな事件で。本当の名前は直子で、名字は菊地」 オウム真理教元信徒・菊地直子被告(40)を5年3カ月にわたって自宅にかくまったとして、犯人蔵匿などの罪に問われた内装業・高橋寛人被告(41)の初公判。東京地裁に証拠採用された供述調書などによると、菊地直子被告が正体を明かしたのは、2007年1月のこと。この日の被告人質問で、高橋寛人被告はそのときの心境を「うそだと思った」と語った。 前年11月に神奈川県の鎌倉にデートに行き、クリスマスには指輪をプレゼント。結婚を求めたが、断られた。その理由を問い詰めた末の答えだった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンクオウム菊地被告を蔵匿、高橋寛人被告に求刑1年6カ月
世界遺産で国名勝「那智の滝」(和歌山県那智勝浦町那智山、落差133メートル)で7月、立ち入り禁止となっているご神体の滝でロッククライミングをしたとして若手登山家ら男3人が現行犯逮捕された事件で、新宮署は9日、礼拝所不敬と軽犯罪法違反(禁止場所への立ち入り)の疑いで、3人を和歌山地検新宮支部に書類送検し、発表した。 3人は「神社やいろんな人に迷惑をかけた。こんなに大げさなことになるとは思っていなかった」と反省しているという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら
米ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外で5日、乱射事件が起きた寺院の外で不安そうに立つシーク教徒の女性たち=AP 乱射事件があった米ミルウォーキー米ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外で5日、乱射事件が起きたシーク教寺院の外で電話をかける女性=AP 米ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外のシーク教寺院で5日午前10時すぎ(日本時間6日午前0時すぎ)、銃の乱射事件が起きた。地元警察によると、犯人を含めて少なくとも7人が死亡し、3人が負傷した。犯人は、現場に駆けつけた警察官と撃ち合いになり、殺害されたという。 地元警察は「国内テロ事件として捜査中」と発表した。犯人は白人男性だったという目撃者の話が伝えられているが、身元は公表されていない。 現地紙ミルウォーキー・ジャーナル・センティナルによると、ウィスコンシン州南東部には約3千世帯のシーク教徒が住んでおり、発生当時は午前11時30分からの礼拝の
【動画】警視庁が高橋克也容疑者と見られる映像を公開 地下鉄サリン事件で特別手配され、唯一逃亡を続けているオウム真理教元信徒の高橋克也容疑者(54)が4日に川崎市内の潜伏先から逃亡する前後に携帯電話から第三者に電話し、まもなく電波の発信が途絶えていたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、何者かに連絡を取ろうとした後で、追跡を逃れるため電源を切った可能性があるとみて、通話履歴を調べている。 また、警視庁は6日、「櫻井信哉(さくらい・しんや)」を名乗り、川崎市内で生活していた男が、部屋から採取したDNA型の鑑定結果で高橋容疑者と判明した、と発表した。 捜査関係者によると、高橋容疑者が偽名で働いていた川崎市内の建築会社社員寮に近い金融機関で4日昼、高橋容疑者とみられる男が現金238万円を引き出した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログ
印刷 関連トピックスエジプトカイロで9日、教会への攻撃に対する抗議デモの最中に軍治安部隊と衝突するコプト教徒ら=ロイター エジプト・カイロの中心部で9日夕(日本時間10日未明)、「信教の自由」の保障などを求めるキリスト教の一派コプト教徒らによる抗議デモと、軍治安部隊が衝突した。衛星放送アルジャジーラによると少なくとも23人が死亡、150人以上が負傷した。 投石や車両への放火などで、一帯は騒乱状態となった。ムバラク前政権崩壊後の全権を握る軍最高評議会は同日深夜、カイロ市内の一部を対象に10日午前2時から7時までの夜間外出禁止令を出した。 この日のデモは、コプト教会などに対する攻撃が国内各地で起きている事態に対し、軍政が「信教の自由」を十分に保障していないことへの抗議目的で組織された。同種のデモは第2の都市アレクサンドリアなどにも広がっている。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関
印刷 墓地開発を巡る不透明な金の流れ 千葉県松戸市にある宗教法人が計画した同市内の約2万平方メートルの墓地開発を巡り、請け負った業者が開発費のうち少なくとも2億円を着服した疑いが強まったとして、千葉県警は28日にも、同県柏市の建設会社の社長(62)ら3人を業務上横領容疑で逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。 この墓地開発は開発費や工費など総額23億円の事業。そのうち12億円余がこの建設会社にすでに支払われていた。県警では、暴力団がかかわる事件を扱う捜査4課が捜査を指揮。着服したとみられる金や他の開発費が暴力団に流れた可能性があるとみて調べている。 捜査関係者らによると、この建設会社は、宗教法人の寺が松戸市紙敷に計画していた4800区画を超す大型墓地の開発を請け負い、2007〜09年、寺側から少なくとも2億円を受け取った。しかし寺側から依頼された土地の名義変更をしなかっ
印刷 水を浴びせるなどの暴行が加えられたと見られる教会内の修行部屋=27日午前11時32分、熊本県長洲町宮野 女子中学生に「除霊」と称する暴行を加えて死亡させたとして、熊本県警は27日、僧侶の木下和昭(56)=同県長洲町宮野=と父親で会社員舞鴫(まいしぎ)淳(50)=熊本市帯山3丁目=の両容疑者を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。2人とも「除霊のための行為だった」と容疑を否認しているという。 発表によると、両容疑者は8月27日午後9時10分ごろ、同県長洲町宮野の教会内の「お滝場(たきば)」と呼ばれる修行部屋で、中学2年の舞鴫ともみさん(当時13)の両手、両足をベルトなどでいすに縛り付け、無理やり顔面に水を浴びせるなどの暴行を加え、窒息死させた疑いがある。ともみさんは間もなく意識を失い、病院に運ばれたが翌28日午前3時40分ごろ死亡した。 水を浴びていたのは5分程度だったといい、その間、
印刷 7月23日、ニューヨークの世界貿易センタービルのがれきから発見された十字架形の鉄柱が「グラウンド・ゼロ」に戻った=AP 2001年の米同時多発テロで崩落したニューヨークの世界貿易センタービルのがれきから発見された十字架形の鉄柱が波紋を呼んでいる。追悼施設に展示される予定だが、無神論者らは「合衆国憲法が定める政教分離に反する」と主張。一方、展示支持者は「歴史的遺産だ」と反発している。 十字架形の鉄柱は高さ約5メートル。テロ直後に現場「グラウンド・ゼロ」から発見され、その形から作業員たちは「希望」や「救い」の象徴と受け止めてきた。その後、現場近くのカトリック教会が保管していたが、跡地にオープンする予定の追悼施設の展示の目玉の一つとして、7月23日に神父や元ニューヨーク市長らの立ち会いで、グラウンド・ゼロに戻された。 しかし、その2日後、展示計画に対し、米国の無神論者でつくるNPOが
印刷 世界遺産・高野山(和歌山県高野町)にある名刹(めいさつ)・持明院の「永代供養権」を売るとうたった会社が高齢者から代金を受けとった後に行方不明になっている問題で、警察当局がこの振込先となった複数の口座を凍結したことが分かった。捜査関係者が明らかにした。 口座の凍結は、詐欺の被害者らの相談を受けた警察が金融機関に依頼する手続き。会社側の金の引き出しを防ぐためとみられる。 永代供養権を寺側に無断で販売していたのは、「熊野販売」(東京都渋谷区)、「紀州山道」(同葛飾区)など数社。持明院側の話では、少なくとも約20都府県の高齢者が今年1月以降、電話で勧誘され、被害は1億円を超えるという。 捜査関係者によると、神奈川県警と京都府警が4月、「供養権を後に倍額で買い取る」などと勧誘された人らの相談を受け、熊野販売名義の2口座を凍結した。奈良県警は6月に紀州山道の口座を凍結した。 関連リンク高
印刷 送られてきた「証書」を手に悔やむ女性=川崎市中原区、大谷写す持明院が建てた半球体の仏舎利宝塔。購入した人たちはここで永代供養されると信じた=和歌山県高野町、石田写す永代供養権募集のトラブルの構図 東京の複数の会社が、世界遺産・高野山(和歌山県高野町)にある名刹(めいさつ)「持明院」の永代供養権を売るとうたって高齢者らに代金を振り込ませ、連絡が取れなくなっていることが分かった。持明院側によると、把握分だけで、被害は1億1500万円に上るという。 会社は「熊野販売」(東京都渋谷区)や「紀州山道」(同葛飾区)など数社。購入者たちは、詐欺の疑いがあるとして、大阪、千葉両府県警など各地の警察に相談し、一部の被害届は受理された。刑事事件に発展する可能性がある。 持明院は高野山に117ある寺院の一つ。同院側によると、1987年、仏舎利宝塔(地上1階、地下3階建て)を建て、永代供養を始めた。現
オウム真理教の事件の被害者の総数は6583人だったと20日、警察庁が発表した。被害者や遺族に国から出される給付金が今月17日に締め切られたのを受けてまとめたが、1カ月ほど前から把握できていなかった被害者からの届け出も相次ぎ、1995年3月の地下鉄サリン事件から約15年9カ月を経て、ようやく被害者の全体数が判明した。 被害者に給付金を支給するオウム真理教犯罪被害者救済法は2008年12月18日に施行。警察庁はこの前後から、地下鉄、松本両サリン事件など同法指定の8事件の被害者に救済制度が出来たことなどを通知していた。 消防や警察などの資料で被害者の存在を把握出来たのは最終的には6520人だった。ほかに未把握の被害者63人から自主的な申告があったが、このうち17人は締め切りまで残り1カ月と迫った先月中旬からだったという。被害者は転居などにより全都道府県に所在。地下鉄サリン事件の被害者が628
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