ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が14日、韓国を訪れる。平和を訴えるメッセージは、北朝鮮当局の厳しい監視を逃れて信仰を保つ「地下教会」の信者たちに届くのか。 法王は5月、朝日新聞など日本メディアの質問に答え、「信仰を禁じられ、殉教する人が多くいる。救いたいが簡単ではない」と懸念を示した。 司祭を送れない北朝鮮は、バチカンにとって、過激なイスラム組織によるキリスト教徒迫害が深刻な中東・アフリカの一部地域と並ぶ布教の困難な地だ。 「金日成(キムイルソン)の一族が神格化された北朝鮮は、国家というより巨大な新興宗教団体。それ以外の『神』への信仰は許されない」。脱北者の支援団体「北朝鮮正義連帯」代表のチョン・ペトロ牧師は批判する。 平壌は日韓併合前、キリスト教… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読