北陸新幹線が開業することに伴い、並行する在来線が第三セクター化されることで、青森県から奈良県天理市まで日本海側経由で約1千キロを走破する「団参列車」の運行が終了していたことが5日、分かった。昭和26(1951)年から続く伝統の団体専用列車だったが、先月27日の運行を最後にひっそりと64年の歴史に幕を閉じた。 青森 → 天理 …鉄道ファンも「天理臨」と親しみ JR東日本や天理教本部などによると、団参列車は団体参拝列車の略称。鉄道ファンの間では「天理臨」と呼ばれ親しまれていた。 青森発の団参列車は、日本海側のJR羽越線や北陸線を通って天理まで運転。天理教の例大祭に合わせ、信者らを乗せて走行していた。しかし、北陸新幹線の開業に伴い北陸線などが沿線各県の第三セクターに移管されるため、列車の運転を終えた。 ▼そのほかの産経新聞の動画を見る(産経フォト) JR東の担当者は「三セクとの車両乗り入れ契約が