【モスクワ共同】ロシアのプーチン首相が2008年8月、極東の森で自ら麻酔銃を撃ち眠らせたとされる「野生のトラ」に替え玉疑惑が浮上した。トラに詳しい環境活動家ドミトリー・モロツォフ氏は、顔のしまの形状から「99・9%」、ハバロフスク動物園で飼われていたアムールトラだとしている。 モロツォフ氏は、撃たれた後、衛星利用測位システム(GPS)をつけられプーチン氏と写真に納まったトラと、実際に森に放たれ生態調査されているトラのしまの違いに気づき、調査していた。動物園のトラはプーチン氏が現地入りする少し前に園から姿を消し、撃たれた3週間後に死亡したとの情報もある。