大統領選の結果を巡ってナイジェリア北部で発生した暴動で、60以上の教会が放火され、キリスト教徒が住む家屋1000以上が破壊された。キリスト教の迫害監視団体「オープンドアーズ」が30日までに明らかにした。AFP通信によると、暴動による死者は200人以上と見られる。 ナイジェリアでは16日に行われた大統領選で、キリスト教徒で現職のグッドラック・ジョナサン大統領(南部出身)が、イスラム教徒のムハンマド・ブハリ元最高軍事評議会議長(北部出身)に勝利したことが明らになると、ブハリ氏を支持する住民らによって暴動が発生。暴動は18日までに14州に拡大した。 米オープンドアーズのカール・メラー会長は「昨年、ナイジェリアでは、約2000人のキリスト教徒が同国北部で殺害され、世界の他のどの国よりも多くの殉教者が発生した」「ナイジェリアは、アフリカ全土にキリスト教を広める上で鍵のような国だ」とコメント。「どうか