敬けんなカトリック教徒が多いポーランドで、聖職者だけが参加したスキー大会が行われ、教会のふだん着である足元まで黒い布で覆われた衣装を身にまとった神父たちが真っ白いゲレンデをさっそうと滑り降りました。 ことしもポーランド南部のリゾート地のスキー場には、教会のふだん着である足元まで黒い布で覆われた衣装を身にまとい、胸にゼッケンといういでたちの神父たちが集まりました。 大会で神父たちは真っ白いゲレンデを黒い衣装のすそをひるがえしながらさっそうと滑り降り、なかにはプロさながらの腕前で見事なターンを次々と決める人もいました。 参加者のうち最高齢の76歳の男性は「うまく滑れた時もあれば、転んだ時もあったが、諦めないことが大切だ」と話していました。 ポーランドは敬けんなカトリック教徒が多く、大会を通じて休暇を楽しむことや公正に競うことの大切さを伝える狙いもあるということです。