隣人に指にかみつくなどしてけがをさせたとして、福岡県警は22日、同県春日市大土居1丁目、会社員中谷辰美容疑者(61)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。中谷容疑者は「水道をとめる音がうるさかった」と話し、大筋で容疑を認めていると、県警は説明している。 発表によると、中谷容疑者は4月27日夜、自宅アパート3階の通路で、隣に住む会社員男性(49)の胸ぐらをつかみ、指をかんだり、顔を殴ったりして、全治2週間のけがをさせた疑いがある。 水道の蛇口を急に閉めると配管内を衝撃が伝わり「ドン」と音をたてるのを「水撃作用(ウオーターハンマー)」という。県警によると、中谷容疑者はこの音に過敏に反応。この男性以外に中谷容疑者宅の隣や階下の住人にも、何度もうるさいとクレームをつけていた。隣と階下の住人は昨年、引っ越したという。