印刷 2周年を迎えた「本気のラジオ体操」に集合した近藤隆洋さんと仲間たち=22日午前6時40分、三重県四日市市あさけが丘1丁目 三重県四日市市郊外の小さな公園に毎朝、ラジオ体操の声が響いている。近所の若者が1人で始めた、「本気のラジオ体操」。参加者が1人、また1人と増えて、2年を迎えた。 市北部にある下野地区は人口約8400人。ベッドタウンが開発されて半世紀近くたち、高齢者も多い。午前6時20分、あさけが丘2号公園に、近藤隆洋さん(33)が「おはようございます」と古びたラジカセを持って現れた。 寒い冬とあって普段の参加は10人足らずだが、2周年の22日は近藤さんの友人が12人駆けつけた。病気で入院していた元常連さんの鈴木信夫さん(75)も半年ぶりに姿を見せ、総勢は20人近くに。NHKラジオに合わせて第1、第2体操を終えるとケーキもプレゼントされ、近藤さんは「声をかけてもいないのに、こ