電通は12日、広告業界で世界8位の英広告会社イージス社を年内にも100%子会社にすると発表した。買収額は約4千億円になる見通し。世界5位の電通は順位はそのままだが、海外での広告事業を強化できると期待する。 イージスはブラジル、ロシア、インドなどの新興国や欧州での事業に強いとされる。電通は買収すれば、単純計算で売上高に占める海外比率が今の14%から40%強に増え、世界の広告主トップ100社のうち71社が取引先になる。 電通はイージスの筆頭株主らから株式売却の同意を得ていると言い、12月には買収が成立するという。 関連記事リクルート、上場の方針 海外強化のため資金調達へ(6/25)〈東洋経済〉カカクコムは買い気配、電通の資本参加を好感し2400円注目(5/24)電通、カカクコム株15%を取得 2位株主に(5/23)広告費4年連続で前年割れ 昨年、震災後の自粛響く(2/23)〈ロイター〉電通