印刷 深刻化するソマリア飢饉(ききん)をめぐり、国連は13日、ソマリア南部の約1万5千世帯に、現金や食料引換券を支給すると発表した。イスラム武装勢力の支配下にあり、直接の食料配布の拡大が困難なため、さらなるてこ入れを図る。 国連機関の中では比較的活動ができている国連児童基金(ユニセフ)が、現地のNGOと協力して今月から始める。1家族に1カ月85〜120ドル(約6500〜9千円)を地元の送金業者を使って支給。学校などを通じて90ドル分の引換券も渡す。これらを使って市中で食料品を購入する原資にしてもらう。少なくとも半年は続ける方針だ。 食事の炊き出しや食料配布に比べ、現金は武装勢力側にわたるおそれがあるが、国連は「深刻な栄養不足にある30万人超の子どもたちが死なないためには、こうした方法が必要。きちんと監視する」としている。4万世帯までの拡大を目指し、国際社会に1500万ドルの支援を訴え
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