電子書籍の表紙電子書籍化される「フジ三太郎」から(C)サトウサンペイ電子ペンを使った修正作業を実演するサトウサンペイさん 【岩本哲生】朝日新聞で26年半連載された4コママンガ「フジ三太郎」が電子書籍になり、10日から配信が始まった。作者のサトウサンペイさん(83)が、約6千点を選び抜いた。うち480点は、よりわかりやすく、面白くするため、自らタブレット端末上で言葉や絵を修正した。 フジ三太郎は、1965年4月に夕刊で連載が始まり、朝刊に移って91年9月まで8168回続いた。平社員のサラリーマン三太郎を中心に、職場や家庭で起こる出来事を描いている。ユーモアやエロチックな描写が話題を呼んだ。 電子書籍を編集・発行するのは、ニュースサイトを運営するジェイ・キャスト社。サトウさんは「庶民の昭和史を知る参考になると言われた。ぼちぼち自分の人生が終わるだろう時期にありがたい」とほほえむ。 続きを