【ベルリン=弓削雅人】ドイツのメルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)は、財政危機に陥ったギリシャなどのユーロ圏諸国が、欧州連合(EU)に加盟したまま、自らの意思でユーロ圏から離脱できるよう、EU基本条約の改正を求める方針だ。十三日に東部ライプチヒで開かれる党大会で、新たな党綱領として採択する。独経済紙ハンデルスブラットなどが報じた。 メルケル首相は与党方針として国民にアピールするとともに、他のEU加盟国の同調を求める見通しだ。実現すれば、二〇〇二年一月にユーロが流通を開始して以来、最大の転換点となりそうだ。 ハンデルスブラットによれば、CDUの指導部がまとめた議案は「ユーロ導入国に義務づけられた規則を長期にわたって順守できないか、順守する意思のない国は、EUから脱退することなしに、自らの意思でユーロ圏から離脱できる」とする内容。ユーロ圏から離脱した国は、ユーロ未採用のEU加盟国
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く